続き…

2012-09-28 22:07:26 | TAKARAZUKA
組替えで来られたマー君とキタロウ君、すっかり宙組生やね。全く違和感なし。

マー君のキルヒアイス、めちゃ美味しい役な上に、マー君自身が一段と成長しているのが窺える。素晴らしい存在感でした。

ヤンのキタロウ君、上手い!こんなに普通に良い人を演じられるなんて、正直私はキタロウ君を侮ってました。てっきり悪役専科だと思い込んでしまってましたが、歩き方から声音から全身でヤンを演じていて、実はキタロウ君にギャップ萌えしてしまいました(笑)本当に全身から良い人オーラが出てた。演技派だとは思っていたけど、まさかここまで細部に至るまで役作りしてくるとは思ってなかった。

この作品で、ガラ友さんが一番気に入ったのが悠未さんでした。オーベルシュタインは悠未さんにピッタリ!オーベルシュタインは決して悪魔とは言いがたい存在でもあるんですが、ラインハルトに忠実でもあり、彼を洗脳する影響力もある役を見事に演じてましたね。オーベルシュタインの本当の思惑が曖昧な点も魅力的でした。裏切りそうで裏切らない、でも何か企んでいそうな怪しさが漂っていて好演でした。

個々は書き切れないですが、みんな良かった!

あえて書くなら…、

美風さんの過呼吸リアル過ぎ!存在感が昼ドラを見てるみたいやった(笑)名演!

伶美ちゃん、マジ男の子!月船さららさんに似ている!

ダブル千尋さん、もう腹黒い腹黒い!ったらありゃしない!名演!

純矢さん、かっこいい!リアルにああいう政治家が欲しいね。

凪七君、男っぷりが上がったやん!出番は少ないけど、ロボットみたいなアンスバッハ、好演!

モンチ君、君の役に対する姿勢が好きや!悪役やけど好感の持てる役作りやった。それにめちゃ歌上手いやん!ソロもらえて良かったね!

アンネローゼの愛花さん、突然現れたミューズみたいな存在感でしたが、前回の「華やかなりし日々」ではみっちゃんの彼女の役やったんやね。あまりの別人に驚き!小池先生、お目が高い!

個人的には、れーれの活躍が残念で仕方ないですが、今回は仕方ないかな…。次に期待やね。

組長さん、大海さん&いち君コンビ、ちーちゃんにカイ君…本当書き切れませんが、本当に良かった!

私はマジにオススメです!っていうか、なぜこの作品がダメなのかその理由が知りたくなった。

今日のまとめ:マジ、小池先生にやられたな!絶対しょうもないと思ったのにな~。

あと、やはり類は友を呼ぶんやね。ガラ友さんとは性格は合わないと思っていたけど、意外と感性が合うことが分かった。ヅカ友さんとはやはり感性が同じだと再認識した。

ちなみに明日29日は、ガラかめ49巻の発売日です。

訂正:発売日10月5日に変更になったそうです。

ガラ友さんとも話してるんですが、もう終わるのでは…と。紅天女の座はどちらの手に!? 私個人としては姫川亜弓に演じて欲しいけど、まだ足りない要素があると思っているので、今のとこマヤが優勢ですね。もし亜弓にも…、なら亜弓の方が阿古屋を演じるに相応しいと思ってる。

ガラ友さんの関心は、真澄の結婚。真澄は詩織さんと結婚する!と言ってましたが、私はないと思う。もし詩織さんと結婚したら真澄の方が…。

訂正:詩織でなく紫織でした。阿古屋も阿古夜でした。ファンの皆さんごめんなさいm(__)m

追記:49巻読みました。ほらね!と思いつつも嫌な予感が…。最近のガラかめアカンわ、めちゃ泣ける演出があって困る(笑)わざとらしいけど、ベタな展開に涙が…。やっぱマヤの方が大分優勢やな…。亜弓、もっと素直になれ!と言いたくなった。漫画相手に突っ込んでもうた(笑)

追記2:最後まで読んでくれて、自分で素直になれないな~と困って君へ。私からのアドバイスを…。あるラジオ番組での言い回しをちょっとパクってますが…(笑)

ちょっと偉そうなこと書かせてもらいます。

正直と素直の意味が分かってない人って結構多いんですよね。私の職場にもいて、今は善くなりましたが、以前はあまりにも自分に正直過ぎて周りが困っていた時がありました。

その子にも言いました。自分に正直なのは全然間違ってない。自分の心に誠実なのは偽るより全然マシ。でも、特に人からの忠告やアドバイスに対して、正直すぎる対応は好ましくない。私は出来ないからと否定的対応や、思ってもないことに対してYESと言えない気持ちはよく分かる。でもな、自分に正直な人は大抵、相手がどういう想いで言ってくれてるのかが分かってない一番の困りもの。

素直になるとは相手の気持ちを理解すること。

内容に関しては、本心とは違っても、しかもその本心に対して偽ることに強い抵抗感があると思う。よく分かるよ!私もよく怒られたから(笑)でもね、子供じゃないんだから、なんでもかんでも正直に答えるのは大人じゃない。社会人としても問題だよ。時には大人な対応も必要やねんで。

素直になることは自分を偽ることではない。相手の気持ちを理解すること。どういう気持ちでその言葉を発してくれたのかが理解出来たら、自然に“ありがとう”って言葉もでると思うんよね。私のために言ってくれてるんだと分かったら素直に言えるでしょ?もちろん作為的なイジワルで言ってる時もあるよ。そういう時でも、下手に反抗するより上手くかわすことも必要やね。

性格的に絶対無理なことでも、努力しろとまでは言わない。でも、ちょこっとでもいい、ほんの少しでもいいから常に心掛ける気持ちがあれば、必ず善くなるし、相手からの印象も変わる。頑固な子は嫌われるよ。

正直でも全然構わない。でも、時に素直な対応が出来ることが大人ですよ。私が言っても説得力がないですが、少しでも楽しく生きていくための処世術の一つだと思ってます。やらしい言い方ですが、正直と素直を上手く使い分けると、仕事もやりやすくなるし、人間関係も円滑になるよ。

宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」

2012-09-28 21:58:25 | TAKARAZUKA
めちゃエエやん!!!

観劇後の第一声です。今日は、ガラ友さん(ガラスの仮面友達)と観たのですが、二人してめちゃエエやん!って言いあってました(笑)ちなみにガラ友さん、今回の宝塚観劇二回目で約8年ぶりだそうです。前回は寝てたって。何を観たのか知りたかったけど、何も覚えてないとのこと。

で、ぶっちゃけ、本当はこの作品観る気なかったんですよ。今日はたまたまガラ友さんと休みが一緒で遊ぶ約束をしたので、だったら宝塚でも観ようということで今日観劇することになったのですが、またまた導かれた感じがしてなりません(笑)

ってくらい良かった!いや~、マジ小池先生にやられたな(笑)原作を全く知らずに観たのも正解だったね。って以前に、そもそも原作に興味なかった…。音楽も良かったね!何度ゾクゾクしたことか。まさかのワルキューレ、これ大好き(笑)ダンスも上手くはめ込んでいて良かった。

どこまでが原作に忠実なのか分かりませんが、上手く出来てたと思う。たくさん登場人物がいて、複雑な人間関係や思惑が絡みあっているのに、全く破綻することなくストーリー的にちゃんと一貫性のある舞台作品になっていたので、久々に小池先生の力量を感じましたね。

月組の「ロミジュリ」は置いておいて、東宝「ロミジュリ」と「オーシャンズ11」でガッカリ続きだったので期待してなかったのが逆に良かったのかもしれない。来年の花組の「オーシャン~」、もし大胆に変更があるなら期待してみようかな…?

ポスターから想像して、男役主体の宇宙戦争もので、ヴィジュアル重視の作品かと思いきや、ちゃんと人間ドラマが主体となっていて、人間の内面のドロドロさや人間臭さがちゃんと描かれていたし、また娘役にもちゃんと活躍の場があり、しかもちゃんとストーリーに欠かせない存在として描かれいたので、久々に小池先生の愛を感じました。

ぶっちゃけ「オーシャンズ11」は愛を感じなかったけど、「銀河英雄伝説」はめちゃ愛を感じた。小池先生、なんか心境の変化でもあったんですかね…?と疑いたいぐらい(笑)

ガラ友さんと話していたんですが、こんなに素晴らしいのに、なんでお客さんの入りが悪いのか分からない。

ストーリー的には、銀河帝国と自由惑星同盟が今の日本の政権を見ているようで、意外とリアリティーがあり、ぶっちゃけ今の政治家にも観て欲しい内容でもありました。本来の目的を見失っちゃいかんよ!歴史を繰り返しちゃいかんよ!と言いたい。

ホント脚本が良く出来てる。私より先に観ていたヅカ友さんが、ストーリーより舞台セットや生徒のヴィジュアルがいい!と言っていたんですが、私は断然小池先生の脚本演出にやられましたね。この作品に関してはお見事と言いたい。

個人的にオオ~!と思ったのが、テル君演じる主人公ラインハルトの右腕的存在であるマー君演じるキルヒアイスと悠未さん演じるオーベルシュタインが、それぞれラインハルトの天使と悪魔として描かれいる点に唸った(笑)ホンマその通りやもんね。誰の心の中にも天使と悪魔が存在するけど、見事に具象化していて、こういうの大好き(笑)ラインハルトの心の揺れがめちゃ伝わる。

ただの宇宙戦争ものじゃないし、どっちかというと反戦に近いし、いや~この脚本めちゃ好きや~。ラインハルトがキタロウ君演じるヤンに直接会えばきっと宇宙も平和になるのに…なんて思いながら観てました。あの本、地球が滅亡した理由が書かれた(?)、が効果的やと思った。

作品全体として、内容・演出的に「太王四神記」や「カサブランカ」の雰囲気があって本当この作品好き。マジ私好みに仕上がってます(笑)ぶっちゃけ舞台セットより、小池先生の手腕の確かさと、生徒たちのパワーと実力に感動したね。正直に書くと所々ウルウルきてました。特にキルヒアイスの使命感とアンネローゼの女心に(涙)アンネローゼのあの演出いいね。本心はどっち?みたいな。ああいう曖昧さ大好き(笑)

それから、宙組の実力をまざまざと見せつけられた感じがしたね。主役がいないシーンでもちゃんとストーリーが出来てる点。組によっては、主役がいないシーンは見れないことがよくあるんですが、宙組にはそれがないのが嬉しい。個々がちゃんと存在感と場を保たせる実力があるというのは本当に素晴らしいと思う。当たり前なんだけどね…。私はどっちかというと、主役が出ずっぱりで、主役を頼りきった作品は好きじゃないんですよね…。この作品のように、主役が登場しないシーンでもストーリーが成立している作品が好きなので、本当色んな点で私好みです(笑)久々に小池先生に感動しました!

ということで、前置きが長くなりましたが…、

テル君、トップ就任おめでとうございます!テル君のラインハルト良かった。ヴィジュアルより役としてのラインハルトの葛藤がストレートに伝わってきて、なんかマイペースでないテル君が見れたのが一番嬉しかった。やはり、組子に助けられている部分は大いにありましたが、ちゃんとトップとして君臨してた。キタロウヤンがあまりにも良い人オーラ全開だったので、ラインハルトが「エル・アルコン」のティリアンみたいなダークヒーローぽく見えることもありましたが、シスターコンプレックス全開で、根っこの部分ではヤンと同じ平和を望む人間なんだろう…けど、内なる野心が本能的に(?)突き動かされてしまう宿命を持った主人公を見事に演じていたと思います。天使と悪魔のシーンのテル君が一番のお気に入り。役の魂を感じました。あ、ヒルダとの恋愛関係、ああいうこれから始まるかも…で幕が閉じるのもアリだと思ってます。

ラインハルトの未来の右腕となる予感のヒルダを演じたミリオンちゃんは、もう完璧のトップ娘役さんやね。出番は少ないけど、久々にTheトップ娘役を見た気分です。歌・芝居ともに文句なし。こういう自立した役がいいねん!テスはイマイチやけど、ヒルダはいい役や。演じ甲斐あると思う。