「藤城清治世界展」

2014-12-06 22:17:53 | 日記
まず初めに、

あ、あ、あ、明菜さんが!!!

来年、復活っ!!!

なんとも嬉しい情報!

生歌を披露するまで完全復活とは言えないけど、新譜が出るというのはファンとしては嬉しい報告。私はかつてファンではありますが、とても嬉しい情報です。既に新譜の予約が始まっているらしい。♪雪の華♪は好きな曲なので、残りの未発表曲のリスト次第でアルバムを購入するか考えます。シングルCDは買います。

今年8月に新曲を含むオールタイムベスト盤CDを発売したばかりなのに、こんなに早く新曲とアルバムをリリースするなんて、明菜さんの回復力に感動してます!くれぐれも無理をしないでもらいたい。ということは…、来年のNHKのSONGSが益々楽しみになってきましたね!

ということで、本題に入ります。

明日で終わってしまう藤城清治世界展にギリギリ行ってきました。

去年観たから、今年はやめとこうかな…と思ったんですが、昨日観た「0.5㎜」のおじいちゃん&おばあちゃんパワーに感化されてやっぱり行くことにしました。

なんてたって、90歳だよ、藤城さん!で、8月には24時間TVでも大作を作成したばかりなのに、なんと、いつの間にか、大阪のパノラマをテーマにした大作も製作されていて、今回それが初お披露目なんですよね。

今回は(も)、主催が関西テレビさんなので、24時間TVの大作は見れないようです。今は北海道で披露されているそうです。

今回の大阪のパノラマには、ちゃんと関西テレビの社屋が描かれているので、これからは、テレビ局の主催または後援はフジテレビ系列に限ってしまうかも知れませんね。

そんな大人の事情はさておき、

このパノラマ、たくさんの大阪の名所や名物が描かれていて、しかも、多分やしきたかじんさんかな?と思しき方も描かれていて、大阪人には堪らない作品に仕上がってます。シアターBRAVAまで描かれていて、梅芸はあったのかな…?あれは多分お隣の阪急ホテルインターナショナルだとは思うが…。ツインビルは当然あった。ま、わたくし、大阪人じゃないからどうでもいいですけどね…。

(笑)

是非とも次回は神戸の街並みをお願いいたします!m(__)m

今日はたまたま仕事休みで、行こうか行こまいか悩んだ上での鑑賞だったんですが、なんと、

藤城さんのサイン会があるではないですか!?わたくし、全く知らずに行ったのですが、これぞ本当の神様のお導き!藤城さんご本人をお目にかけることが出来、写メしちゃいました(笑)

全く90歳の卒寿のおじいさんに見えない。足取りも軽く元気な方です。あんなたくさんの大作を作り上げているし、日本の文化に貢献しているんだから、人間国宝に認定すべきだと思う。っていうか、紫授褒章とかもらってるんですかね?←はい、とっくにもらっているようです。

もう一つ、今日は導かれたと思う作品があって、ノイシュヴァンシュタイン城の作品があって超ビックリしました!しかもルートヴィヒ二世も描かれていて絵ハガキが欲しかったけど販売してなかった(涙)

なんと、藤城さんも2006年にドイツに行っていて、なんとなんとミュージカルも観たんですと!凄い偶然!!どの時期に行かれたんでしょうかね?めちゃくちゃ親近感と不思議な縁と運命を感じました(笑)あのミュージカルを観た方に出会えるなんて!運命の出会いです!(笑)相手は殿方ですが(爆)

冗談はさておき、あの作品は素晴らしい!絵ハガキよりポスターが欲しい!ちなみに、この作品はどなたかの依頼だそうで、その依頼した方に感謝したい!

今日は、明菜さん情報に、ナマ藤城さん拝見、そしてノイシュヴァンシュタイン城…、今日は朝からHappyデイですわ!(笑)神様に感謝でございますm(__)m

個人的なことばかり書いて申し訳ないですが…、

今回の展覧会では、10分のミニ影絵の舞台ショーがあって、影絵の映像と実際の影絵のアイテムを駆使した、銀幕の裏にはちゃんと回り舞台(盆)があるわ、照明の光もコンピューターで自動で動くようになっていて、とても近代的なショーがありました。

今年は、去年の大注目作品の「風の又三郎」も来てたし、原爆ドームもありました。

あと、これはレプリカですが、明治神宮により依頼された昭憲皇太后百年祭の大作も実物大で見たいくらい素晴らしい内容でした。

去年と趣向が変わっていて興味深い作品が多く、海外の雑誌の表紙を手掛けた作品もあって、90年の歴史の中で、よくもまぁ~こんなにもたくさんの作品を製作されたことに驚きが隠せない。凄まじい生命力を感じます。本当に素晴らしい!

大阪での展覧会は明日で終わりなので、サイン会もあります、迷われているならオススメします!お見逃しなきように!

今日のまとめ:生きてるって素晴らしい!こともある。

「0.5ミリ」

2014-12-06 03:08:20 | 映画
地味に良かった。三時間以上の作品だったけど、シュールな笑いがちりばめられていて、表現は悪いけど、どさくさ紛れに人生讃歌的なメッセージ性も盛り込められていて、地味ながら良かったです。

ということで、この作品が本来観たかった作品です。

ドラマ「ショムニ」の時から、彗星の如く現れた不思議なオーラを持った女優さんとして注目をしていて、まさか、奥田瑛二さんの娘さんとは知らなかったんですが、安藤サクラさんの主演作ということで、予告編を観た時からめちゃくちゃ観たかった作品でした。

予告編から気になって仕方なかった、介護ヘルパーの女性に“おじいちゃんと寝てくれない?”とお願いする台詞に、どんな話やねん!?と凄く興味津々でした。監督は関西人贔屓なん?と訊きたいくらい関西人にはお馴染みの方達がいい味を出していて、本当にシュールで面白かった。

ただシュールな面白さだけでなく、人生讃歌的なメッセージ性があって、老若男女誰が観ても琴線に触れるであろう何某の登場人物やシーンがありましたね。

ぶっちゃけ、本当に長かった。でも、ストーリーにまさかの捻りがあって全く退屈することなく最後まで観ることが出来ました。

関西人にお馴染みな坂田利夫さんに、竜ジィこと吉本新喜劇の井上竜夫さん(多分カメオ出演でもうひと方関西ではお馴染みの方も)。津川雅彦さん、草笛光子さん、浅田美代子さん、ベンガルさん、といったベテラン勢に、そして、なんといっても、サクラさんの実の舅姑さんでもある柄本明さんに角替和枝さんもご出演とあって、更に監督はサクラさんのお姉さんの安藤桃子さん、裏方としてご両親の奥田さんと安藤和津さんも協力されていて、めちゃ家族ぐるみな作品に地味ながら感動してます。

もうね、フードコーディネーターとして安藤和津さんが参加されているんですが、映画でサクラさんが演じるサワの作る料理がめちゃ美味しいそうなんですよ!しかも一品や二品だけでなくたくさん出てくるんですよ。どれも見栄えのする料理で目の保養になるいいアクセントになってました。

で、内容はというと、本当に表現が悪いですが、どさくさ紛れにたくさんのメッセージ性があって、高齢化社会に直面している現社会を中心に、老老介護、核家族による孤立化、老人の財産を狙った詐欺、遺産相続の争い、虐待、認知症、ニート、そして戦争問題など、現社会が抱える問題の数々を盛り込んでいて、本当にどさくさ紛れだから全く説教臭くないんよね。

住む場所を失ったヘルパーのサワが、ワケあり高齢者を見つけては住み込んでしまう押し掛けヘルパーぶりが奇想天外な設定で面白いんだけど、老人には老人の悩みがあってそれがリアルな問題として映し出されているんですよ。高齢者だけでなく、若者だって抱えている問題も取り上げられていて、最初はシュールなシーンに笑ってましたが、ラストはウルッときました。ちゃんと最初が最後に繋がる脚本になっていて、長かったけどよく練られた作品でした。

観る人によって、受け取るメッセージは違うと思うけど、

生まれてこなければよかったと思う人生でも、必ず人生は悪いことばかりではない、人生に無駄はない、がテーマかな…?と私は思いました。

タイトルの“0.5ミリ”が意味深ワードになっていて、高齢化社会とは微妙にズレてはいるんだけど、具体的なことは書きませんが、たった0.5ミリでも動かすことが出来たら、必ず社会は変わると思う。悪い方向に行く可能性もあるけど、愛の力があれば必ず良い方向に向かうと私も信じてます。

この作品には、桃子監督の高齢者へのリスペクトを感じる台詞があって、明日亡くなる命もあれば、明日生まれる命もある…。一人の高齢者には生きてきただけの歴史があり、若者が持っていない経験を持っている。同じ時を生きているから、経験してなくても共有することができる。それがまさに戦争体験である。そういったリスペクトもあって、何度も使いますが、どさくさ紛れにたくさんのメッセージが隠れてます。

私も、ぶっちゃけ、強く訴えられないけど、人生まんざらでもないと思っている。たくさん苦い経験もしたし、反省もしないといけない経験もあるけど、色んな経験が人を強くすると思う。

一人では生きていけないからこそ、助けあうことも大事だし、一人では出来ないことも二人なら出来ることもある。人間は一人だけど独りじゃない。愛を与えれば愛が返ってくる、そんなメッセージも盛り込められていて、ラストの展開は本当にウルッときました。

個人的には、梅干しがMYキーアイテムでした。私の家にもオカンが漬けた梅干しがあります。食費に困った時の非常食になってます(笑)何年も経っているからホンマめちゃくちゃ酸っぱい!作品と共通点に非常に親近感が湧いてきて、またもや観る必然性というか神様のお導きを感じました(笑)

サクラさんのヘルパーぶりはめちゃくちゃリアリティーがありました。演技じゃなくて本当のヘルパーさんに見えました。介護シーンだけドキュメンタリーを見てる感覚でした。

「ショムニ」の時の不思議オーラは今回も健在で、もうサクラさんの存在自体がシュールでした。雰囲気的に小林聡美さんのキャラが近いかなと思った。これからが益々楽しみな女優さんです。私なら日本アカデミー賞ノミネートさせますね。作品賞も監督賞もスタッフ賞もノミネートありだと思ってる。

関西ではお馴染みの坂田利夫さんがめちゃくちゃ素晴らしい存在感だった。竜ジィもそうだけど、桃子監督の人選は素晴らしい!プロローグのおじいちゃん役の織本順吉さんも気持ち悪いくらいイイ味出してた!(笑)m(__)m

あ、木内みどりさん懐かしかった!昔と変わらないね。

津川さんのロングテイクには役者魂を感じました。素の知的さを封印したワケあり高齢者はお見事でした。

奥さん役の草笛さんもリアルでした。仲間由紀恵さん主演ドラマの役柄と180度違う役柄に驚きましたが、本当にリアルに表現されてました。

柄本さん&角替さんご夫婦も絶妙なキャラでした。まさか、映画で嫁×姑のプチバトル、嫁×舅の大バトルが観れるとは思ってもみなかった!ナイスキャスティング!

あと、無名の少年役の方が良かった。この映画の隠れキーパーソン役を体当たりで好演してました。

奇想天外なストーリーに、サクラさんの不思議オーラ、関西人贔屓なキャスティング、美味しそうな料理…、長かったけど、かなりお腹いっぱいな内容でした。もし興味を持たれたらご鑑賞をオススメします!

今日のまとめ:観て良かった!