各地で大雨警報が出され避難勧告などの報道が一日中続く心配な一日である。何とか前線が位置を変えて被害が出ない状況になればと祈るばかりである。
先日、ずっと気になっていた断捨離を実行した。家の各部屋を見回してみると、なんと断捨離に値する物があふれかえっていることだろうか。2,3年は着ていないような衣服、靴、意味なくため込んでいる書籍。これは何とかしなければならないと常々考えているのだが、つい先延ばし。ますます物を貯めこんでいくという悪循環である。
この傾向は僕だけではないらしい。友人や知人にこの話をすると、ほとんど皆が何とかしなければと思ってはいるが面倒なのか先延ばしをすることで目をつむっているらしい。
Accumulate(アキュムレイト)という英語の単語があって、ある期間ものを溜めこむという意味である。この物を溜めこむという行動は世界中で共通である。 英語ではOver the years, I had accumulated so much junk. (長年にわたってガラクタを溜めこんできた)などと表現される。「ちょっとした虚栄心が無駄を作る」ということを聞いたことがある。
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市役所に電話で連絡して、収集してもらえるように手続きを済ませると確実にこの使わなくなった‘ジャンク’を処理してくれる。有難いことだ。古くなって使わなくなった靴箱や娘が嫁ぐ時に残していたカセットデッキ、布団などを片づけた。なぜかホッとする。気が楽になった。どうでもいい事や物へのこだわりを捨てると、「不思議と次の風が吹く」というのが、この気楽になるという意味だと思った。

