学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

諺を超越した男

2021-07-16 16:45:02 | 日記
 野球好きの人には楽しい祭典、オールスター・ゲームの季節がやってきた。海の向こう、アメリカでは日本人、大谷翔平が大活躍して「彼はいったい何者だ」とか野球というスポーツの「時代の寵児(ちょうじ)」と時流に乗ってもてはやされるいわゆる時の人である。「夢の祭典」と言われるアメリカ・オールスターゲームに両刀使い(two-way player)で出場、投手としては大活躍だ。投手では160キロ連発の投球で観衆を唸らせた。打者としては安打は出なかったらしいがア・リーグのキャッシュ監督に「大谷が野球とファンのためにしてくれていることに感謝したい」とまで言わしめた。祭典が終わって「 ちょっと疲れた、また出たい、みんなに感謝、楽しかった」と大谷は爽やかにインタビューを締めくくった。
「二兎を追う者一兎も得ず」という諺がある。ウサギを二兎を追っては結局一兎も捕まえることなく失敗する、成功しないという格言だ。大谷翔平は二兎を手にして「天は二物を与えず」という格言すら超越してしまった。人が見ていないところで並々ならぬ工夫と努力が積み重ねられたに違いないと僕は思っている。僕が子供の頃“世界のホームラン王”となった元巨人軍の王貞治氏(現ソフトバンクホークス取締役会長)が残している名言が「敵と闘う時間は短い。自分との闘いこそが明暗を分ける」である。成功した人はどこか他人には見えない所で集中して工夫して努力しているのだと思う。それでも自分が好きで努力を楽しめることでなければ長続きもしない。大谷翔平のショウタイムは我々に何かを示唆してくれているように思えて仕方がない。先ずは自分が本当にしたいこと、好きなことが何なのかを自問してみることから始めよう。

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