「下剋上」とは下位のものが上位を倒して権力を手にすること。日本史の歴史を紐解けば南北朝時代から室町時代にかけての乱世の時代に農民一揆や大名のお家騒動などに頻繁に登場する出来事だ。先日の’文化の日’、まさにプロ野球の下剋上が成立した。横浜ベイスターズがセリーグ優勝の巨人とパリーグ優勝チームのSFホークスを撃破して達成した。ベイスターズの勢いというか選手達の一体感を感じ取れて大拍手を送った。ただ、どうしても納得がいかないのは両リーグの優勝チームの一年間の優勝ペナントが影に隠れてしまったことだ。あの一年間の戦いは何だったのだろうか、と頭の中を “?マーク” が行き来する。
プロ野球は職業野球、当然興行収入は重要な位置を占めることには納得する。とはいえやっぱりスポーツだ。両リーグの優勝チームが激突して初めて納得のいく日本シリーズになるように思う。とはいえ、今年の日本シリーズの横浜ベイの優勝には満足はしているのだが。
人がお金を払っても見に行きたいと思うことがある。プロ野球のそれは一般の人には真似のできない超美技を見たり頭脳的な作戦の有無などを楽しむことだ。そしてチームスポーツに絶対欠かせないチームと観客の一体感と高揚感だ。スポーツは人生とは何かを教えてくれる。カナダのアイスホッケーの元選手、ウエイン・グレッツキーが言った。「仕掛けないショットは100%ゴールを外す You miss 100% of the shots you don’t take.」やってみなければ分からない。ペナントレースで勝ち越しがたった2試合、セリーグ3位の横浜ベイが日本一(?)に輝いた。
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