学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

今年の漢字「金」に思う

2021-12-28 17:11:15 | 日記
 気忙しい(きぜわしい)と言う言葉がぴったりの年末に突入だ。年末年始の行事のための買い物で人々がレジを前に行列を作っている農協で年末の墓参り用の仏花を買ってひと息ついた。僕の住む東大阪では全国高校ラグビー大会が昨日始まった。ラグビーの甲子園と言われる花園ラグビー場から冷たい風に乗ってレフリーの吹くホイッスルや選手同士のぶつかる雄叫びのような声が家まで聞こえてきてまた年末が巡ってきたことをさらに身近に実感する。
 先日いただいたお歳暮は大吟醸と金文字で書かれた日本酒。お正月に関わるものに金文字が多いのには「金」にはお祝い事を連想させる力がある。今年の漢字に2016年以来二度目の「金」が選ばれた。2016年の「金」はリオ五輪、そして政治と金に揺れた年だったという。僕が「金」から連想するものが、豊臣秀吉、巨万の富、埋蔵金、経済力、などなどでそれほど崇高な意味の単語とは結びつかない。それでも「金」が二回も選ばれたということはこの一字から多くの人がオリンピックを連想したからなのだろう。コロナ禍のオリンピックでの選手たちの活躍で金メダル獲得数が大幅に増えて日本人の活躍に元気をもらった人々が多かったと言うのがその理由と言う。調べてみると2位が「輪」(10,304票)、3位が「楽」であった。僕の予想の「輪」は2位となったが一位の「金」との差はなんと180票というから本当に僅差であった。人々が輪を作って協力して成功させたオリンピックだから「輪」が一位だった方が夢があると僕は思った。コロナ禍の五輪の成功は周りの人達の協力や努力の輪があってこその成功であると信じている。それからメダルは金だけではない。何色であれメダルを獲った選手たちは確かに元気を我々に与えてくれた。昨日始まった高校ラグビー大会は防具をつけないで体同士をぶつけ合う競技だ。僕が大好きな理由は一にも二にもみんなの協力、輪が強調されているからだ。「輪」とはやっぱり “ひとりはみんなのために、みんなは一人のために” である。

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