学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

各地で閉店する本屋さんが増えている

2024-09-20 17:37:17 | 日記
 “全年代で読書離れ本離れ”。メディアの伝えるところ、スマホをはじめとして今の情報機器のお陰で本を読まなくなってきたというのが結論のようだ。現代の生活のペースを考えるとなんとなくこの傾向がわからないではない。僕の見解は精神的に余裕がないというものだ。ゆったり気分で夕焼けなどを見ながら自分の生活を振り返ると言ったような心の余裕がないのではと思う。
 思考力や表現力、豊かな想像力などを育成するためにも「みなさん本を読みましょう」などと叫んでみてもそんな声というか記事に目を向けるのは、本を読む人であって読まない人にはいわゆる“猫に小判”の状態である。僕が現役の頃、大学の4月の新入生向けオリエンターションで、大学生活まずは「時間を守って遅刻はしないようにしましょう」と語りかけている相手は遅刻をしないでちゃんと時間を守って出席している学生達。遅れてくる学生の耳には届いていない。このようないわゆる的外れが社会のそこら中で日常茶飯事、本当に聞いてほしい人、知ってほしい人には全く届いていないメッセージが溢れているのである。読書に関する一般の若者などの主張を聞くと、本の値段が高い、時間がない、活字を追うなどということは面倒だ、スマホを開ければ簡単に大体の情報を手にすることができる、などなど。いろいろ本を読まない理由を指摘されると反論する言葉に戸惑いが生じる。結局、幼少の頃と小中学生の時に本に接する喜びを知ること、一方、成人は読書の習慣作りを試みることだ。「本に馴染めよ。本を友にした人(reader)が明日の指導者(leader)となる」とアメリカ留学時に教えられたことを思い出した。

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