学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

努力と工夫の高校野球

2021-08-17 17:21:30 | 日記
 先日のブログで書いた高校野球の降雨ノーゲーム(秋田・明桜高校vs北海道・帯広農高校)が日曜日に再開されてどうしても気になるのでしつこくテレビで試合を追いかけた。二日も順延されておまけにグランド整備で試合開始は3時間遅れ、体調や精神状態を冷静に保つのは至難の技だ。予想通りノーゲーム日の雨が試合の行方をややこしくはしたが両校とも工夫の跡が見受けられて僕としては大満足の試合であった。明桜の風間投手は投球に緩急を交えて試合を作り、相手の帯広農は好投手攻略のためにバットを短く持って試合に望んだ。帯広農は一時はリードしたが結局明桜の逆転勝利(4対2)で決着した。
 日曜日のもう一つの試合は小松大谷(石川) 対 高川学園(山口)。第一試合の開始が遅れたためにテレビは夜の9時半を過ぎてもまだ試合を中継していた。5対0の劣勢を跳ね返して勝利したのは高川学園だ。小松大谷はサヨナラの押し出し負け(6対7)。両校にはこの試合を教訓にまた新しい努力と工夫が始まることだろう。高校野球の面白さはチームの全員が一丸となって戦う姿勢と、劣勢をなんとかしようと工夫する姿である。若いということは本当に素晴らしい。いくらでもやり直しが効くし、失敗を通して新しい視野が開けてくる。
 「努力と工夫」、そして「やる気」を教える名言の中で特に僕の好きなものを紹介しよう。日本語に訳すのが難しい英語の名言だ。僕の和訳で恐縮だが “苦しくなった時、ガッツのある人は動きだす *When the going gets tough, the tough gets going.” とある。作者不明の名言だ。英語の格言や名言の日本語訳を考えるのも僕にとっては工夫の一つの現れで楽しい。  
(*the going は生活や活動、状況と訳し、the tough は the + 形容詞で ‘人’を表す)