学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

得意分野

2019-09-03 17:41:21 | 日記
テレビの或る街歩き番組。子供の集団に「大きくなったらなにになりたいの?」という質問に「人に必要とされる大人」と答えた子がいた。子供の答えとしては少し違和感を覚えたがふと考えるきっかけを作ってくれた。
私たちの一生で周りの人々から必要とされる者になるにはどうすればいいのだろうか。ある分野における技術、知識を豊富に持っていることで周りの人や社会に必要とされるようになることは多々ある。それではどんな分野でもいいが特殊な知識というものはどのようにして手に入れることが出来るのだろうか。学校で学んだ知識を出発点とするのはそれはそれでいいとして、僕は医者であれ教師であれ、その他の諸々の分野でも経験から得た知識というものに裏打ちされて、職人と言われる人がいる。機織りや靴職人、ギターをつくる職人などなど、職人という人達に僕はなぜか魅かれる。
テレビを通して、さまざまな分野の職人さんの生活や仕事に対する思い入れを知ることは楽しい。実際に職人さんの姿や技術を画像を通して見ていると、人は皆、それぞれの得意分野で社会に必要とされる人間になれる可能性があることを教えてくれる。人は得意分野というものを必ずもっているからだ。自分の“得意分野探し”こそ人生だ。
“君が持っている知識がなんであれ、それを使って自分を伸ばす(Whatever kind of knowledge you have, use and expand upon it.)”ということを僕は信じている。「子供の頃から、あの子は○○をするのが好きだった」といった類のことを大人は言う。実際、その通りで、その子が大きくなって一生懸命打ち込んでいることというのは子供の頃にさかのぼることが多い。もちろん、大人になってからその気になって学んだものもあるだろう。でもそれだって、さかのぼれば不思議と幼少の頃の興味に由来することが多いのだ。
僕はというと、日常の生活の中での発見を得意げに従兄弟(いとこ)や友達に伝えたり教えたりする学校ごっこが好きだった。実際、僕のいとこから与えられたあだ名は、なんと「先生」だったのだ。子供の頃の自分のことを親や親戚に聞いてみよう。自分が何に向いているのかを発見できるかもしれない。