水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

滋賀俳壇10句

2010年02月24日 16時17分42秒 | その他
    川瀬和男 堅田漁港 8F水彩

寒稽古奇声を発し比良を蹴る (草津)井上次男 
受験生鉛筆削り発ちにけり  (大津)徳田茂彦
渦を巻く葉牡丹に風遊びけり (守山)南堀 茂 
大壷に投げ込む光猫柳    (大津)伯耆惟之
日溜りの湖に広がる鴨の陣  (近江八幡)藤木正子
撫牛の眸明るく梅ふふむ   (湖南)鈴木 強
早春の湖水豊や洗堰     (大津)小西賢人
七十粒手から零るる年の豆  (大津)藤本貞祐
並走の船端漁夫の御慶かな  (安土)遠藤憲司
枯木星子と廻りたる火の用心 (東近江)西澤ふみ
寒明や人も草木のみな気負う  選者吟

 2010年2月24日(水)朝日新聞 滋賀俳壇より(選者 石川多歌留)

       
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