水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

近江路の三尾山、乙女ヶ池、大溝城跡の散策

2016年10月26日 08時27分36秒 | 低山ハイキング

     三尾山山麓のみどりに映える柿の木

 近江古道の万葉歌碑や壬申の乱の古戦場であったと言われる近江高島の三尾山に登ってきました。三尾山は最寄駅から徒歩で行ける山。しかし、道標が少なく道に迷い、ヒヤリとしました。帰り道は歌碑由来の乙女ヶ池や浅井三姉妹のお初が生きた大溝城跡に寄って、秋の一日を楽しんできました。

 JR近江高島駅ー案内版ー登山口ー三尾山(375m)ー鉄塔ー乙女ヶ池ー大溝城跡ーJR近江高島駅    

  万葉の歌碑の古道や赤まんま  惟之

  街道を見守る石仏吾亦紅

  椎茸の寄り添ふ二傘山のぼる

  鉄塔の聳ゆる山や秋迷う

   むら薄ぐんぐん伸びて電車ゆく

  万葉の里を彩る柿たわわ  

  初のゐた城の石段赤まんま

  ガリバーの曳きし帆船秋の町

  

  JR近江高島駅から線路沿いに案内版をたよりに南へ

 「近江湖の辺の道」の案内版

 

 

 万葉歌碑のある旧西近江路へむかう。鉄塔のみえるの左の山が三尾山。

歌碑に出会い、コースの確認。

どうやらこの道が旧西近江路らしい。

 ひっそりと湖へ向いてる野仏。旅人の無事を祈るようーー。

やっと登山道入口みつけた

 落葉と枯れ枝ばかりの山道に椎茸。「原木椎茸ですね」とMさん。ここで一句との会話。

 長法寺跡の表示

 この辺りはまだ踏まれた道がある 

 だんだん道があやしくなる。このあと道が途切れ、戻るか、どうするかの判断に迫られる。 

鉄塔の電線をみつけ、三尾山らしきところにでる。一同、やれやれと昼食。

 

ブナの大木に出会う下り道

根っ子のまわりにロープがはられている急坂をくだる。

 

 乙女が池と北側の湖岸。薄曇りで眺望はよくない。晴れていたら伊吹山、竹生島、海部大崎の半島や湖北の山山がみえる。 

 林間の木漏れ日と背景の緑が美しい。無事に下山できてよかった。

下りてきた三尾山を振り返る。何年かまえ、田植えのころ、ここの棚田、湖西線、山並みをかいたことがある。

 鉄路のガードを潜り乙女ヶ池にむかう。 

 

 乙女ヶ池の南桟橋 

 大溝城跡の石垣

 1300年前の万葉歌碑と壬申の乱の歴史が刻まれ、この地は北陸道と若狭道の水陸交通の要衝で旅人の往来が多かったようです。

 浅井三姉妹のお初と大溝城のゆかりが示されている案内版

 城跡の階段に赤まんまがきれい

 大溝城跡の天主台よりの深い緑 

  JR近江高島駅まえの草の花

JR近江高島駅前で帆船を曳くガリバー

 

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