水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

三月の詩(鳰と鷺)

2016年02月28日 07時24分24秒 | 冬の俳句

 

                       瀬田川の瀬に群れる鳰と白鷺

  ひざまずき僧の掌に聴く秋の鐘   惟之

  夜泣きの子あやし月下のひと回り

  秋の駅保線車入り来る没日中

  鴨の尾の湖面に浮きてまた沈み

  あかときの瀬音に群れる鳰と鷺

  水木しげる天に招かれ冬銀河   秀子

  冬銀河ジングルの鈴つけて    テル

  齢重ね見ゆるものあり冬銀河   洋子

  冬銀河孫の靴音遠くなり      初枝

  ありがとうと口ずさむなり冬銀河   幸子

  冬銀河櫓音だんだん遠くなり   惟之

  冬銀河母の年忌も無事終り    美枝

         俳誌 嵯峨野 三月号(通巻536号)より

 

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