横川中堂
徒然草の第二百三十八段「人あまた伴ひてのこと侍しに、横川の常行堂のうら、竜華院と書ける古き額あり。」に記される横川を皮切りに、延暦寺三搭(横川、西塔、東塔)に行ってきました。横川中堂では、聖観音のくの字の腰つきに惹かれ、西塔へは、滴りの涼風に吹かれての山道、四キロは疲れないまま釈迦堂、にない堂へ。にない堂は三年まえにスケッチした場所。そして、湖国展に出展準備している処でもあり、いささか不思議な縁を感じた。(湖国展には、入選したいが、未だ、スッケチも半分。後、40日あまりしかないが、頑張るべし。倍率4。)三搭巡礼の本命、根本中堂は、大勢の観光客でいっぱいでしたが、開設いらいの法灯の灯る薬師如来にお参りして、ケーブル下の荒れ道を下る。行程13km。石山での反省会のビール、芋焼酎は格別の旨さであった。この日の大津の気温は35度こえる。
京阪坂本(7:30)ー西教寺ー元三大師堂ー横川中堂(11:15昼食)ー釈迦堂
ーにない堂ー根本中堂ー京阪坂本(16:00)
雷鳴の轟く明けや山憂ふ 惟之
宿坊に華麗な一輪蓮の花
宿坊の猿の瓦や蓮一輪
ジグザグの山路は暑き中山寺
滴りの薄日零るる山路かな
西塔に抜ける山路や風涼し
静寂の苔滴りしにない堂
夏日さす参道にゐし竹節虫(ナナフシ)は
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