龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター主催の「暮らしの中の造形展ー田上絣と手拭」2008年5月16日~24日に参加しました。上田上に残された数々の民具にふれ、里山の暮らしや手仕事の記憶、そして家族の絆を知ることができて有意義な展覧会だった。以下、感慨のまま、17文字に示す。
用の美の原点あふる初夏の展
布作りの知の限りなき民具かな
藁細工愛情満ちる牛の沓
竹細工小芋洗いに雛籠
竹篭や六つ目捩りのケラカンゴ
竹の籠泥鰌掬いの細長き
渋篭の色の渋さや柿の渋
渋篭に覗きぬ足袋の刺子かな
紅き帯着けて装いぬ柴運び
野良着つけ卒寿の人の艶めける
お歯黒やウルシの桃の癒しかな
雁皮紙の”紙を漉く図”のほほえまし
野良と山の足袋の刺子の違いかな
撫子や田上手拭かに泳ぐ
流水や竹と蝙蝠なに語る
麻の葉に麻の葉重ね風そよぐ
田上や遊亀の描きし三幅前垂れ
椎茸と柏茶かおる展覧会
2008.5 惟之
用の美の原点あふる初夏の展
布作りの知の限りなき民具かな
藁細工愛情満ちる牛の沓
竹細工小芋洗いに雛籠
竹篭や六つ目捩りのケラカンゴ
竹の籠泥鰌掬いの細長き
渋篭の色の渋さや柿の渋
渋篭に覗きぬ足袋の刺子かな
紅き帯着けて装いぬ柴運び
野良着つけ卒寿の人の艶めける
お歯黒やウルシの桃の癒しかな
雁皮紙の”紙を漉く図”のほほえまし
野良と山の足袋の刺子の違いかな
撫子や田上手拭かに泳ぐ
流水や竹と蝙蝠なに語る
麻の葉に麻の葉重ね風そよぐ
田上や遊亀の描きし三幅前垂れ
椎茸と柏茶かおる展覧会
2008.5 惟之
その折りは失礼しました。
お茶と椎茸いつまでも憶えています。