水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

暮らしの中の造形展

2008年05月21日 18時28分05秒 | 写生会・展覧会
龍谷大学 里山学・地域共生学オープン・リサーチ・センター主催の「暮らしの中の造形展ー田上絣と手拭」2008年5月16日~24日に参加しました。上田上に残された数々の民具にふれ、里山の暮らしや手仕事の記憶、そして家族の絆を知ることができて有意義な展覧会だった。以下、感慨のまま、17文字に示す。

用の美の原点あふる初夏の展
布作りの知の限りなき民具かな
藁細工愛情満ちる牛の沓
竹細工小芋洗いに雛籠
竹篭や六つ目捩りのケラカンゴ
竹の籠泥鰌掬いの細長き
渋篭の色の渋さや柿の渋
渋篭に覗きぬ足袋の刺子かな
紅き帯着けて装いぬ柴運び
野良着つけ卒寿の人の艶めける
お歯黒やウルシの桃の癒しかな
雁皮紙の”紙を漉く図”のほほえまし
野良と山の足袋の刺子の違いかな
撫子や田上手拭かに泳ぐ
流水や竹と蝙蝠なに語る
麻の葉に麻の葉重ね風そよぐ
田上や遊亀の描きし三幅前垂れ
椎茸と柏茶かおる展覧会

2008.5  惟之




  


 


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1 コメント

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ありがとうございました (hokky)
2008-05-24 21:24:32
お茶いただきました。
その折りは失礼しました。
お茶と椎茸いつまでも憶えています。
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