水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

朱雀の庭いのちの森の吟行会

2016年11月20日 16時54分23秒 | 句会・吟行

  平成の日本庭園 いのちの森の黄葉(梅小路)

 高槻欅句会のメンバーで梅小路の朱雀の庭、いのちの森で吟行会をしました。終いの句会となり、忘れ難い句会となりました。集合の時間を勘違いして、皆なに迷惑を掛けてしまいました。快晴の秋空。京都駅から15分ばかりの線路沿いを梅小路の朱雀の森へ。団栗を集めている子らと語り、四人乗りの子らの乗ってる乳母車と出会ったりして、朱雀の庭に着きました。参加は心太、すてひろ、、ひろよし、よう子、てる子、ひさ子さんと私の六名。ひろきさんは出句のみでした。久しぶりの心太さんは大活躍で高得点でした。都合で吟行句の一部のみの紹介をお許しください。また、お世話頂きましたよう子さん、ありがとう御座いました。

  五感にも齢あるらし秋の風  心太

  遠景も近景もみな紅葉かな

  長考の果てに目移り紅葉散る

  秋空の苑を支ふる水鏡

  秋深し再会皺を数へ合ふ

  南北に新塔古塔京の秋  裕毅

  秋の日もスローにめぐる朱雀の庭

  日は天頂影は足下秋の芝

  秋髙し仲間と見あぐ欅かな

  雲一点座すれば広し秋の天    

  色鳥や木漏れ日浴びて橋わたる  のぶゆき

  小春日にきらりと流る野筋かな

  櫨紅葉池に映りて汽笛聴く

  木漏れ日の溢るる森や遠汽笛  

  方丈のおにぎり句座や白障子

  

  満天星紅葉いのちの森に赤く燃ゆ  よう子

  

 木漏れ日の森林浴や小春風 ひろよし  わたくしのいのちの森の森も秋の色 てる子

 

  草もみじ野筋の水は七曲り すてひろ    

 

  梅小路見逃しさうな実万両   ひさ子

 櫨紅葉遙か茶室の屋根ひかる  のぶゆき

 櫨紅葉池辺に立ちて野筋かな  のぶゆき

  耀ひの数へて幾つ花八手   のぶゆき

   梅小路紅葉のはざま滝落つる  のぶゆき

  句座の会場(茶室)より

 

  紅葉の頭に広ごりて皆なごむ  のぶゆき  

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