水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

一月の詩(秋の午后)

2015年01月01日 11時40分52秒 | 秋の俳句

                 俳誌嵯峨野一月号の表紙絵 益田富治

  パーカッション響く駅舎の秋の午后   惟之

  秋晴れや駅階段の音楽会

  老松の空へ蔓巻 山葡萄

  愛宕山京を見下す花芒   

  天しメタセコイヤの並木道

  

  雨風に耐えて見張りの案山子かな  初枝

  我にきて遊べや雀捨案山子  洋子

  案山子道でんと構へし金太郎  アイ子 

  役終えて力ぬけたる案山子かな  美枝

  ファッションを着こなす案山子後向き  秀子

  案山子たち仕事終へてもなほ元気  幸子

  いけめんの案山子に逢へば足軽し  晴子

  目を見張るアンパンマンの捨案山子  惟之

             俳誌嵯峨野一月号(通巻522号)より転載

  

   

 

 

 

 

  


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