水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

イナバウア

2008年05月06日 20時06分16秒 | 春の俳句
銀盤の滑り春めくイナバウアー
初蝶や黄羽にうっすら黒斑点
碁石打つ音の響きや春座敷
文旦や地蔵のごとき頭かな
春めくや娘の手土産は金平糖
轟々と渦巻く春の潮かな
刻々と海の春暁広がりぬ

2006年3月
惟之
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いぬふぐり

2008年05月06日 20時03分34秒 | 春の俳句
地を這うて雪舞上る夜明けかな
山茶花の紅を零して暮れ残る
銀色の巡礼古道朴落葉
梅一輪こぼれて母の頬紅し
風光る樫の小枝の春落葉
太陽の足音聞こゆいぬふぐり

2006年2月
惟之
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葉牡丹

2008年05月06日 19時58分37秒 | 新年の俳句
遅れ来し賀状一葉の安堵かな
葉牡丹の仲睦まじき紅と白
冬団欒わが家の語り部娘の日記
山裾の桜冬芽のほの紅き
葱ラーメン寒波に旨み広がりし
竜の玉空の青きを見つめおり
山上の神社で愛でし初日かな

2006年1月
惟之
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