goo blog サービス終了のお知らせ 

水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

2月の詩(猫柳)

2010年02月25日 16時22分44秒 | 春の俳句

魞挿して比良の裾野を沈めけり  惟之
白壁や桜冬芽のほの紅き
稜線に見えつ隠れつ雁かえる
受験子の一番人気カツ弁当
サンフラワー入日の海へ春立てり
谷間の水ぶつかりて春は来る
春の犬耳飾して渚ゆく
鉈彫りの円空仏や春の笑み
谷間の午後日差しや蕗の董
大壷に投げ込む光猫柳
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寒咲き花菜

2010年01月17日 18時20分55秒 | 春の俳句
                       冠雪の比良を背景に咲き誇る菜の花                 

雪の比良を背に菜の花「カンサキハナナ」が守山市今浜にある琵琶湖湖岸のなぎさ公園に咲き乱れ、初春と真冬のコントラストが見事である。来月の末ごろまで楽しめる。

  比良よりの風より生るる花菜かな  惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春惜しむ

2009年04月26日 10時11分53秒 | 春の俳句
                    大戸川の名残り桜(大津市黒津)
  
  鶯の声走りゆく川面かな    昆 義彦
  フルートの音色水色春惜しむ  瀬野尚志
  二癌線ホームの桜ふぶきかな  真見節子
  春惜しむ柳生は雨となりにけり 上田和子
  一湾の風に光に春惜しむ    森山房子

             NHK俳句より

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孔雀鳴く

2009年04月25日 14時37分18秒 | 春の俳句
                     三井寺観音堂への階段下

辻に舞う花びら何処から来しや    惟之  
夕暮て疎水をのぼる花筏
夕の鐘湖に響て散るさくら
散るさくら両手差しだし空仰ぐ
孔雀鳴く金堂うらの散るさくら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

亀鳴く

2009年04月22日 21時35分54秒 | 春の俳句
                   東寺南大門

    東寺吟行8句   

初つばめ塔の庇を掠めおり   惟之
五重塔高く聳えて霞みけり
春の鳶輪を描きては塔の上
行く春や象の背に乗る帝釈天
亀鳴くや諸仏の声に耳澄ます
不開門固く閉じいて八重桜
満天星や茶室に向きて水の音
春憂う廃仏毀釈仏画跡

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕桜

2009年03月31日 17時50分40秒 | 春の俳句
         三井寺の桜                

本堂の庇となりぬ夕桜    惟之        
二群れの鳥雲に入る夜明かな  
春の月疎水をのぼる宴かな
ふらここを漕げば鳴きだす子犬かな
蒲公英を髪にかざした幼き日
春の昼野に打ち交わす手談かな
松風や内湖に映る朧月
春落葉どさりと落ちて雨上がる
春かすみあれは沖島・伊吹かな
うづ堆く積まれし古書や三月尽
       
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リトル比良登山

2009年03月04日 20時48分58秒 | 春の俳句
                 リトル比良・岳山付近より武奈岳を望む

実施日:2009年2月28日(土)
コース:近江高島~岳山~オウム岩~鳥越峠~見張山~近江高島

残雪の武奈の稜線雄雄し   惟之
残雪と立木綾なす斑かな
ゆずり葉の紅さす茎に声かけぬ
大砲の音轟きて春の比良
千尋の峪へ首出す春の亀
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月の詩

2009年02月28日 06時34分48秒 | 春の俳句
                  咲き誇る梅 びわこ文化公園にて

春暁の光の帯に峡めざむ
幾千の雪解あつめて大琵琶湖
春の水空を映して堰に入る
雪解けの水の滴る音澄みて
春浅きクラリネットの外れ音
白魚や別れの宴の一椀に
春募金一口城主熊本城
目を閉じて春を待ちけりキス人形
サンフラワー入日の海へ春立ちぬ
大壷に光投げ込む猫柳
母と娘のカーテン選び春を待つ
春炬燵我が家の語部娘の日記
豆撒きの朝の庭に雀来る
  前書き:長崎県最教寺の子泣き相撲
節分や泣かなきゃダメよあっぷぷ
節分や子泣き相撲の声響く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蕗の董

2009年02月08日 20時44分28秒 | 春の俳句
見つけたる夕日の端の蕗の董     
                柴田白葉女

谷間の午後の日差しや蕗のとう
蕗のとうお皿に活けて写生会
                惟之
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湖岸の春(守山)

2009年02月04日 19時37分14秒 | 春の俳句
比良よりの風より生るる花菜かな 惟之
菜の花という平凡を愛しけり   富安風生
菜の花の黄のひろごりにまかせきり   久保田万太郎



 
          
               
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする