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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

北野天満宮

2015年03月19日 11時11分12秒 | 春の俳句

 好天に恵まれた3月初め久しぶりに北野天満宮に行ってきました。今年は例年より遅い咲きでしたが、梅日和を楽しんできました。

 撫牛の目も朱かりき梅七分  惟之

 梅日和鳩は鳥居の天に群れ 

 梅日和天満宮の屋根光る 

 梅園 

撫牛の目が赤い

 枝垂れ梅

本殿前の老梅は2分咲き程度

 

地主神社  

          

鳥居の上に鳩が群れている

 

 

 

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春の山(立木山)

2015年03月16日 17時11分04秒 | 春の俳句

                  山上の立木観音への参道に並ぶ陶人形

 4月上旬の気温となり、句材を求めて立木山に登りました。2013年の台風過の修復工事はいまだ続づき、迂回路は竹林をゆく。バイクの音と紛うチエンソー。枯木の伐採の音に立ち止る。青々と流れる瀬田川の沢音が風に乗って渓を上がって来る。山上での参拝をし、柚子湯を頂く。新年のの境内は大混雑だったが、今日は10組くらい。厄除けの古刹。いつ来ても参拝者は絶えない。下りの参道に見た一対の陶人形。右に合掌の僧、左に立て膝に顎をのせた僧。路傍に置かれた思いを聞いてみたい。先月には見なかったので、最近置かれたようだ。

  倒木の不気味な音や春の山  惟之

  迂回路は竹林に入り落椿

  春泥に足掬われて声を出し

  陶人形春山に座し合掌す

  青々と瀬田川流る春の山

立木観音本堂

雄鹿に乗る弘法大師像

奥の院

 

 洗い堰と瀬田川

 

   

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おひなさま

2015年02月21日 16時28分31秒 | 春の俳句

ご近所の民家で開催されている「おひなさま展」の風景。高齢化でなかなか飾れなくなった雛をお預かりし、夜なべでの作業で展示されたと主催者のことば。部屋の真ん中の火鉢には炭火が暖かくいこっていました。

唐橋東詰めの着物老舗「にしを」に飾ざれていた雛や長等商店街の古雛もご紹介します。

 夜なべして飾らる雛の展覧会   惟之

 雛の間に置かれし火鉢藍の色

 丹精を手織りて美しし紙雛

 古書店の二階は画廊冬終う

 雛背に前歯無き子の笑顔かな 

「おひなさま展」の古雛。五人官女の下段には火鉢の置物。

「おひなさま展」の手作り雛。子等の作品はたのしい。置き台は古いLPレコード盤。

唐橋東詰めの呉服老舗「にしよ」の飾り雛。道路からカメラを向けるとカラス戸を開けてどうぞと声を掛けてくれた。

 にしよ入口近くには「雛の部屋」の織物の掛軸。許可を得てパチリ。

 折り紙の雛七段つくり。おかみさんの一声「これ、紙のおひな様よ」。

「これ陶器の雛です」と教えていただいた。透きとおるような輝きのある陶器の雛。

長等神社近くのながら商店街の古書店の古雛。2階は画廊だったが、閉店となった。大津祭のときは、曳山が通る。

 

       雌雛    長井房枝

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8月の詩(葉桜)

2014年08月11日 16時15分04秒 | 春の俳句

           

              有馬山山系の遠望(神戸市兵庫区有馬町) 本文と無関係                         

 葉桜の木蔭に入れば女坂    初枝

 葉桜の木蔭に集ふクルーかな  惟之

 葉桜や古道この先行き止まり   洋子

 葉桜や滋賀の里曲(さとみ)に穴太積   晴子

 校門をおほふ葉桜きらきらと   秀子

 葉桜や雨にけぶれる芭蕉句碑  美枝

              俳誌嵯峨野8月号 誌上句会 兼題「葉桜」より抜粋 

 ゆっくりと疎水を離れ花の月  惟之

 孔雀啼く金堂裏に花の散り

 その昔吾子と魚追ひ花の下

 枝々のものの芽天へ燃え立てり

 頭から入り腹に遊びし鯉幟

              俳誌嵯峨野8月号 若竹集より抜粋

 

 

 

 

 

 

 

 

 し

 

 

 

 

 

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6月の詩(鳥の巣)

2014年06月04日 13時06分27秒 | 春の俳句

        ビンゴ メディランド 1994年 フランス作出 L.R系(京都府立植物園)

  バス停は 蕪村公園 春の川     惟之

  釣人の 土手の賑わひ 燕来る

  てふてふの 句碑よむ如く 競り上り

  大原の 山々映えて 田植とき

  鳥の巣は 戸袋の中 朝日差す 

       俳誌 嵯峨野 平成二十五年九月号(通巻506号)より

                       ペニチュア

                ビンゴ メディランド ネギ(ユリ)科 中央アジア

               くすのき並木 Camphor Tree (京都府立植物園)

 樹齢100年近いくすのき約90本の並木路。緑のトンネルに差し込む木漏れ日は美しい。この並木は、川端康成の小説「古都」にも登場している。

          

   

 

 

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千鳥ヶ淵の桜

2014年04月07日 13時16分18秒 | 春の俳句

                    千鳥ヶ淵の桜(その1)

関東では一番人気の桜名所、九段下の千鳥ヶ淵の桜を見てきました。。早朝だったので人出がまだ少なくゆっくり桜を見てきました。

   春の宵 バス待つひととき 笑ひ声   惟之

   夜行バス 揺るる座席や 朧の夜

   冴え返る サービスエリアの 車の多き

   花冷えの 池尻大橋 赤信号

   まどろみの 春はあけぼの バス降りる

   ひかり満つ 千鳥ヶ淵の 朝桜

     小波の 水面に集ふ 花弁かな

   田安門に 舞来る花弁 絶え間なく

   花の影 堀に映して 日は昇る

   陽の光 水面に残し 桜散る

   鎮魂の 六角堂や 花吹雪く    

                   旧江戸城の田安門の朝

                   千鳥ヶ淵の桜(その2)

                    千鳥ヶ淵の桜(その3)

                   千鳥ヶ淵の桜(その4)

                   千鳥ヶ淵の桜(その5)

                    千鳥ヶ淵の桜(その6)

                  千鳥ヶ淵の桜(その7)

                      千鳥ヶ淵の桜(その8)

                      千鳥ヶ淵の桜(その9)

                      千鳥ヶ淵の桜(その10)

                                    千鳥ヶ淵の桜(その11)

                  千鳥ヶ淵の桜(その12)

                     千鳥ヶ淵の桜(その13)

                 千鳥ヶ淵の桜(その14)

 

 

 

         

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三椏の花

2014年03月28日 19時12分43秒 | 春の俳句

                         三椏の花  

三椏は枝が三つに分かれるのでこの名がある。三月から四月ごろ、新芽にさきがけてて枝先に雪洞のように黄色の花をつける。花は小さな花が沢山集まって下向きに咲く。高さは一~二メートル。あまり目立たないが、黄色に色ずいて一気に目立つ。古くから上質の和紙の原料として栽培され、紙幣などにも使われている。

  三椏や皆首垂れて花盛り   前田普羅

  三椏の花の黄色や父母はなし  菖蒲あや

  三椏の花雪片の飛べる中   山口青邨

  三椏に日はまた昇り七十路   惟之 

 

 

 

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石山寺の梅

2014年03月26日 17時49分53秒 | 春の俳句

                        枝垂れ梅

  枝垂れ梅 静かに揺れて 瀬田の川    惟之

    白梅の 影の仄かや 暮そむる

  安産の 腰掛石や 梅ひらく

  柔らかく 土突き上げて 牡丹の芽

  小鳥群れ 彼岸桜の 日差かな 

 

                       参道の白壁と白梅

                     第一梅園(菫の苑)

                    第二梅園(東風の苑)

                          水仙と梅林

                        牡丹の芽

 

                          乙女椿

                       彼岸桜(夢の桜)

                         八大龍王社 

 

 

 

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三月の詩(春の息)

2014年03月02日 17時07分47秒 | 春の俳句

第69回びわ湖毎日マラソン 2014年3月2日 13:19 瀬田洗堰にて

  春息の ランナ一団 堰渡る   惟之

  トップゆく ペースメーカー 春の軽足

 

  飛火野の青きを踏みて二の鳥居   惟之

  口笛に仔馬駆け来る牧場かな

  春の宵葦たいまつの灯りかな

  硝子絵の聖母を包む春の光

  見はるかす三川の土手さくら咲く

                    俳誌 嵯峨野 平成25年7月号

 ペースメーカーをトップに瀬田川沿い走るランナー  13:49

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二月の詩(ムササビ)

2014年02月12日 19時49分49秒 | 春の俳句

                 瀬田川と大戸川合流近くの清流

  軒つらら朝日煌めく祠かな    惟之

  ムササビの棲む千年の神の杉

  春障子ひびく御堂のコンサート

  雛背に前歯なき子の笑顔かな

  春一番湖の街道走り抜く

                    俳誌 嵯峨野 平成25年度6月号 

 

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