どこ吹く風

旅のことを主に書く。

下手の考え休むに似たり

2009年05月04日 09時39分15秒 | 旅への想い
 ただいま連休の真っ最中、遠出や海外旅行の話題がニュースを賑わしている。
ゴールデンウィーク期間の旅行は、金はあるが普段の時間が取れない人たちが出かけるのであって、何時でも時間と暇がある人はチョッピリ羨ましくてもこの時期は家に籠っている。ただこの時期で無いと見れない祭りや催し物が多々あるので、それらについてはザンネンの一語である。

 民俗文化に接する機会が大幅に減っても、その面での時期外れであっても、自然景観を楽しむのを第一目標にしている。今回もウィーンから入るのを前提に旅程を組んでいるけど、ウィーンは入口であって汽車かレンタカーで即西に出ることばかりが頭にあった。これを書きながら市内見物を入れてもいいかなと気づいたほどです。
ザルツブルグも通過するだけの予定だが、ここも観光すべきなのかな~。

 これまでウィーンから入るという入口論だけに気が向いていた。それを大まかにウィーンからザルツブルグを経てチロルを見て、ドロミテに移りインスブルックへ行く。さてどのルートでスイスに行くか、サンクト・ガレンからかティラーノからか。アンデルマットからフルカ峠を越えてローヌ谷へ行くか、それともアンデルマットから更にグローセシャイデックを越えてグリンデルワルドへ行くのか。
シャモニにサースフェーとの兼ね合いは・・・等など考え始めると収拾が付かなくなた。
 それに帰りの便はどうなるかと調べると、フランクフルトもウィーンも思ったよりも遠い。フライトが昼頃なので前泊が必要になる、これも面倒だ。やはりチューリッヒ往復にしようか・・・
でもせっかくチロルとドロミテを目の前にして手を引くのも・・と逡巡する。それで香港からウィーンとチュウリッヒに飛んでいる航空会社は無いかと香港の旅行社(HIS)に問い合わせることにした。

 返事が来るまではスイスでの旅程を考えておこう。
旅のルートは一筆書きにしたいとの意識が無意識に働くようだ。この事で自分が縛られているのに気づき可笑しくなった。

 まてよ・・ミラノから帰るほうがルートを決めやすいかな。サースフェーからのシンプロン峠を越えるルートに、ルガーノからミラノへの鉄道もあるだろうから。

バラバラの案だけ浮かんでくる、系統立てて考えるのはこの年になっても未だ学習していないな~。
まさしく「下手の考え休むに似たり」です。
”メーんかい あっかん”漢字カナ混じり文では、「前んかい 歩っかん」となる。

写真はアイロロからゴッタルド峠への道です。
3年前四つの峠を巡るバスに乗りました。そのときフルカ峠を通っていないので心残りがしている。意地でも通りたい。四つの峠とは、あの辺りの道路をH型と見なすと、Hの各線分上に峠あり、横棒上にフルカ峠がある。Hは8の字型に繋がっている。この説明で意味が分かりますかね。