どこ吹く風

旅のことを主に書く。

スイスと中国

2009年03月31日 22時21分09秒 | 旅への想い
 妻が”代わりにスイスへ行こうか”と言い出したときは、私にとって願ったり叶ったりの棚から牡丹餅なので、しめしめと思うもさり気なく「それもいいね」と軽めに返事をした。前々から今度はミラノ経由とし、1週間ほどナポリを中心に見て廻ってからアルプスへ行こう、エギュー・ド・ミディではイタリア側に渡り損ねたので今度こそ渡ろう、などなど大筋は固まっているのだ。

 私としてはヨーロッパはスイスだけでいい。あのように国全体が美しいところは世界でも珍しいと思う。アルプスの風景、雪を被った山々・・よその国行けなくてもいい、スイスだけでいい。思い出すだけで頬が緩んでくる。また行けるぞ~。
 ♪ ラ~リレリホ・・歌いだしたい気分だ。
気持ちが高ぶる、アルプスのハイ・ジジイになってしまう。

しかしこれほど好きなスイスへ行くのに異存は無い。無いツモリだ。
でも昨秋(08年)九塞溝・ミニヤコンガへ行ったのはスイスの代わりを求めるという側面もあった。スイスは遠いうえ物価が高いので近い中国に目を向けたのである。
中国の山は低い緯度に位置しているが高い山々連なり、そこから流れ出る氷河もある。樹林帯より低いところを氷河が流れているのもアルプスとは違う。
中国の山を見るキッカケはアルプスの代替としても中国であったが、中国の山は中国の山として素晴らしいことが分かった。

 それでアルプスを止めて中国の山にしようかとも考える。中国にも山は数多くある。その中でねらい目は・・梅里雪山(6740m)。神々のいる山としてチベット仏教の信仰の対象となっている。遠めにでも眺めたい。
成都からバスに何日も揺られて楽しいだろな。ニーハオトイレもナンのその、ひたすら前進あるのみ。

 モンブランと梅里雪山、どちらを選ぶか。ムツカシイところだ。