どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ラク

2005年12月19日 17時04分38秒 | 旅-トルコ
トルコ旅行の思い出を綴るにあたりまず酒の話から入ります。
旅行から帰ってもう一月以上も経つのに今回は何故か「書く」ことが出来なかった。書くことへの恐怖症が起ったみたい、それも薄らいできたので記憶が薄らぐ前に書いておきましょう。
 トルコの代表的な酒はラク(RAKI)呼ばれ、独特の香りと水を注いだ後の色の変化が面白い。初めて飲んだのは旅も後半に入ってカッパドキアへ行ってからだった。
カッパドキアでベリーダンス観賞が設定されており、そこは飲み放題だったので話のタネにラクを注文した。小ぶりのラクのビンとチャイを入れるようなグラス、水が出された。つまみは既にテーブルに置かれていた。

 あっラクを注文したのはビールを飲んだ後だった。同行の人たちもモノは試しにとラクを口にする。独特の香りがするアニス(別名ウイキョウ)というハーブの香りである。初めての香りではない、”何とかの香り”と表現しようと後日インターネットで調べていたら、「他のハーブの香りを表す際に「アニスのような香り」と例えられる程、独特な芳香です。」とある。先を越された感じだ。で、他の何とかに似た香りという言い方ができなくなった。(笑)

 つまりウイキョウの香りということです。まずラクをグラスに三分の一から四分の一ほど入れる。そこに好み量の水で割る、すると無色透明のラクがミルク色に変わる。水割りしてあるので口当たりは柔らかく甘みを感じる。甘口の酒は悪酔いするのではないかと恐る恐る飲んだ。

 オミヤゲに買った。1本11トルコリラ(1リラが約90円)、空港の売店では免税だろうに11ユーロだった。錯覚を利用した悪質商法なのか。(笑)
家で飲んでいるが香り味に慣れてくるにつれて益々美味しく感じるようになった。手に入る方はチャレンジしてみては如何でしょうか。数日かけて1本飲み干す頃には次の1本が欲しくなるでしょう。

 旅は地酒を楽しむ良い機会なので努めて地元産の酒を飲むようにしている。これまでハズレは無かった、トルコも然り。ビールも美味しかった。ただワインは他の飲物より高くつくので味が分かるほどは飲んでいない、それでワインの良し悪しは判らない。
ラクが美味しいのでそれで十分ということです。