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猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

THE ALFEE 名誉卒業と聖地巡礼の旅 ~ 本編1. 名誉卒業式~

2014年05月16日 | THE ALFEE、Takamiy



THE ALFEE の40年越しの名誉卒業式。

出席できるものと信じて当選連絡の電話を待っていた私ですが、ついに電話のベルはなりませんでした。  

悲しい。 

あきらめがつかなかった私は、その日の夕方、とっさに “あること” を思いついたのです。


それは、名誉卒業式には参加できないけど、明治学院大学に同じ時間にこっそり行ってしまおうか、ということ。


アルフィー最後の夏の野外イベントとなった2009年8月8、9日の赤レンガパーク、
私は8日のみの参加で、翌日は場外でも購入できた夏イベのグッズを買って、夕方新宿発のバスで帰郷したのだが

あとからその時の様子を 「完全収録DVD」 で見たところ (2日目も参加したかったなぁーと思ったのはもちろんだけど) 
場内に入り切れなかったファンが、港に屋形船を出したり、場外の塀の外でずっとコンサートの様子を聞きながら一緒になって応援しているのが写っていた。

そしてそれを、タカミーが気遣って 「会場に入りきれなくて外にいるみんな~、どうもありがとう 」 と声をかけてくれたのだ。


それと同じような感じで、卒業式に参加できなくても、
同じ時間に、チャペルの外でもいいから、今この建物の中では、アルフィーの名誉卒業式が行われているのだ、と思いながら、

一緒の時を過ごしたい。 共にお祝いがしたい・・・。  


応募要項には書かれていなかったが、卒業式の場所はたぶん、というか絶対に明学のチャペルなのだ。  

というのもタカミーが、たぶん収録と放送の時間をうっかり間違えたのだろう。

その週初めの日曜のラジオ 「ロックぱん」 で、まだ火曜日に執り行われるから終わっていないはずの卒業式のことを、

「卒業式は明学のチャペルでちゃんとやったんですけどね、緊張しました。」 と言っていたのだ。

ロックばん、火、水、土曜日放送のところもあるらしいので、それにも合うようにかもしれないけど、
日曜日に聞く人にとっては      


でも、これで場所はわかった。   

もしかしたらタカミーが、場所を教えてくれたのかもしれない。  あくまで自分でいいように解釈。 


外で大切な時間を共有し、運が良ければ、チャペル内でもしも歌ってくれたら外にも聞こえるかもしれないし、
もっと運が良ければ、チャペルに出入りするメンバーをチラ見できたりしちゃうかも。 


でもなー、当たってもいないのに行くのは、ずーずーしいよなー。 

当選した人やスタッフに、白い目で見られるかも。

しかも、きびしく追い返されちゃったらどうしよう。  

都内とか、近場の人ならいいよ、
遠く信州のKくんだりから4時間もかけて行って追い返されたりでもしたら、時間とお金がもったいなさすぎる。
というより、悲しすぎる・・・。 

と、やや心配になりつつも、でも行きたいなぁー、ゼッタイ行こう  

と思って、またまたコムにメールで相談してみる。( コマッタ時のコム頼み。どっちが後輩なんだか・汗 )


あぁん、今回はメール削除されていて、原文はないのだけど、
およそまとめると、


う~ん、気持はわかるけど・・・(^^;)
私も、コンサートだったらチケットがなくても行くかもしれないけど、
卒業式はもし、大学に迷惑がかかったり、何より、ファンだけじゃなくて
もしもアルフィーが悪く思われたりしたら嫌じゃない?

・・・遠いところから行くのだし、 もう一度よく考えてみてね?  


そうか、もしもアルフィーの評判が落ちたりでもしたら・・・     

そうね、やめよう。      即決   


( その代り・・・またしても別の いいこと を思いついたワ・タ・シ    ピカーン  )
 



さて、
それでも、卒業式、行きたかったなぁー、チャペルじゃなくて講堂のような広いところでやれば、もっと大人数の人が参加できたのに・・・、 
などとと思いながら、メデタイというよりはなんとなく残念な気持ちで過ごした、翌3月18日でしたが・・・


40年も続いて、なおかつ現役で走り続けているバンド・メンバーの 「名誉卒業式」 というのは、大きなニュースだったのだろう。

その日の深夜にはネットニュースが上がり、内容を詳しく知ることができました。  
ヤッタァ~    ばんざぁーーーいっ   



( 以下、下の写真6枚は、NHK・BS1 『歌のあとさき:特別編』※ 3月26日放送分より、TV画面を写真に撮らせていただきました。  
記事は、ネットに掲載されたニュースより抜粋、加筆させていただいております。 )



卒業式は、明治学院内のチャペルにて執り行われました。

普通の大学だと、講堂などの広いところで一斉に執り行われるが、ミッションスクールでは、式典はチャペルに於いて執り行われるしきたりなのだろう。
学部ごとに卒業式の日が違うのは、チャペル内に入場できる人数を考慮してのことであるとわかった。


抽選で招待されたファン100人、THE ALFEEの後輩となる明治学院大学 在校生100人が待つチャペルに通常の卒業生と同じようにTHE ALFEEの3人が揃って入場。


キリスト教に則った明治学院大学の伝統的な式が執り行なわれ、名誉学士授与式が無事終了したところで、
THE ALFEEの3人が壇上に登って感謝の言葉を述べました。


坂崎:「この2人に出会えたのが一番の思い出であり、一番の宝物です」
桜井:「この学校はTHE ALFEEが出来た場所で、実家、故郷のようなもの。今は嬉しい気持ちが一番です」

最後に高見沢が 「自分の作る歌に明学を匂わせるテーマのある曲が多いと言われ、今思えば青春はこの場所にあり、自然と自分の中で曲作りのポイントとしてあったのかもしれません。
これからも学院で学んだことを誇りに思い、3人で頑張っていきます」 と締めくくった。


その後、自分たちはミュージシャンなので、感謝の気持ちは歌で返したいと、
サプライズで 讃美歌539番 『 あめつちこぞりて 』(いつもクリスマスコンサートで歌ってくれる讃美歌と思います) をアカペラで、
THE ALFEEにとって青春の一コマであり、今でも原点を忘れないために時々コンサートでも歌うという 『 明日なき暴走の果てに 』(1980年) をマイクなしのアコースティックギター演奏のみで披露。 (やっぱし。予想どうり   


桜井:「マイク無しは大学時代に練習していたそのままの形」、
高見沢:「響きの良い所を探しては、よく叱られましたね。今日のライブは武道館より緊張した」。
でも、チャペル内に響く、エコーがかかった感じが歌っていても心地よかった。



明治学院大学の歴史で初めての名誉学士の称号授与式は、こうして厳かに幕を閉じました。




こちらは、3月19日付 「スホーツニッポン」 の記事。

以下は、自分では撮り損ねたので、コムに泣きついたところ、 
KinKi Kids のニュースを逃さないために、毎朝いくつかの芸能ニュースを録画している (スゴイッ、エライッ ) ので、チェックしたら一つだけあったよ~、とダビングしてくれた、 「めざましテレビ」 より TV画面を撮影させていただきました。 


THE ALFEEの3人が出会い結成し、デビューへの道のりを語るには絶対に欠かせない明治学院大学を、約40年たった今卒業できたメンバーは心から喜んでいた。


この日タカミーの着ていたお洋服が、正装なのだが所々自分らしさを出したベストやタイ、アクセサリーなどを身に着けていて、とてもお洒落なんだけど、中でもスコットランドの民族衣装キルト (巻きスカート風のもの) のようなのをアレンジしてまとっているのが一段とお洒落で 超カックイィ です。 





高見沢は、 「自らの卒業式をこの年齢でできるのは、今日こそTHE ALFEEをやっていてよかったなと思える日はない」 と感無量。
桜井も 「大人になってから卒業させてもらったことで感激が大きい。色んな思い出が詰まっているので、すごくこみ上げてくる感じがする」 としみじみ語った。



高見沢はさらに、 「プロフィールに大学中退と書いてある。両親が学校の教師なのでずっと申し訳なかった」 とコンプレックスを告白し、
「やっとプロフィールから『中退』を外せる。これをもって、バンド名を 『THE ALFEE(大卒)』 に改名したい。やっと親孝行ができた」 
と微笑み、報道陣を笑わせては、終始ご機嫌だったという。



うふっ、やっぱり。・・・   

タカミーにとって卒業とは、心のひだに触れるとかって、大袈裟ってゆーか、考えすぎだよね。  

素直に、無邪気に喜んでいるタカミーって、カワイイ。  

 案ずるより産むが易し  Part2. 
( Partt1は、百聞は一見にしかず ~ 『高見沢俊彦・Fantasia(ファンタジア)』2010年08月28日 | THE ALFEE & Takamiy カテゴリー参照 ) 

ですよね。 


THE ALFEE(大卒) の皆さま、
改めまして、40年越しの大学ご卒業、心よりおめでとうございました。 







【 明治学院大学 THE ALFEE 名誉卒業について 】 (以下、大学側のコメント)

本年度、明治学院は創立150周年を迎えました。
この期間中の記念行事として、昨年10月30日に本学の校歌を特集した企画を行ないました。
明治学院校歌は卒業生の島崎藤村が作詞しておりますが、この校歌をTHE ALFEEが1997年にアレンジして歌っております。このため当該イベントのトークゲストとして出演していただきました。
THE ALFEEと本学はこれまでも多くの関わりがあり、都度、明治学院を前面に出してくれております。
一方、THE ALFEEのこれまでの活動実績は音楽界に大きな影響を与えておりその功績は大きいものと考えております。
明治学院大学としては、これまでの功績を評価して、この度名誉学士の称号を授与し、名誉卒業とさせていただくことになりました。


< THE ALFEEメンバーの明治学院大学在籍期間 >

高見沢俊彦:1973年4月、明治学院大学文学部英文科入学~1981年、中退
坂崎幸之助:1973年4月、明治学院大学文学部英文科入学~1974年、除籍
桜井賢:1973年4月、明治学院大学法学部入学~1978年、除籍

なお今回の学位授与の正式な呼び名は「名誉学士称号授与(名誉卒業)」となる。
通常の大学卒業は「学士」の学位授与だが、THE ALFEEの場合は明治学院大学独自の定めによるもので、法令上の卒業ではないという。



【 THE ALFEEと明治学院とのかかわり 】

高見沢俊彦と桜井賢は、明治学院に高校から入学(1970年~)、同時期の3年間を別々のクラスであったが過ごした。
このころはフォークの盛んなクラスだった桜井と、ロックの盛んだったクラスの高見沢とは、お互いに存在を知りつつもライバル関係にあり、たまに帰宅時の駅までの道のりが一緒になっても、かわす言葉はぎこちなかったという。

高3当時、都立高校に在籍していた坂崎幸之助は、コンテストを通じて、桜井がクラスで作っていた 「コンフィデンス」 という3人組のグループ(メンバーは「ドリ・ジェネ」では桜井の他に南君と呼ばれる人と仮にA君) と仲良くなり、コンテストの助っ人などをするうちにグループに加入。
その年の明学の学園祭で、ロックを演奏する高見沢の姿を目撃している。(のちの情報によると、このとき二人は2、3言葉を交わしあったようである。)

高見沢と桜井は、その後1973年に明治学院大学に進学。坂崎はコンフィデンスのみんなが行くなら、というので明治学院大学を受験して入学。
学食で高見沢に声をかけたことから意気投合。高見沢もメンバーの一人(A君)が抜けたコンフィデンスのコンサートに助っ人で加わることとなり、のちにグループの一員となる。
高見沢と坂崎の出逢いは、意外にも好きな音楽が似ていて話が合ったことや、お互いにないものを補い合うような新しい発見や刺激、またあるときは安らぎに満ち溢れていたようで、人間的に惹かれあっていったようである。

面白いのは、前出のマンガ、ドリ・ジェネなどにも見るように、3人の出逢いは、高校や大学の青年らしい軽いノリ、仲間意識に彩られており、ごく自然というか、肩ひじを張らない関係であったこと。
音楽を楽しんで演奏しているうちに、夢だった音楽が、次第にプロとしてやっていく意識へと変わって行ったというところである。
( このあたりのことはドリ・ジェネにおいて、メンバー間のやり取りが実に楽しそうに描かれている。 )

その後、グループはプロデビューに当たり、名前を事務所に言われるまま 「ALFIE(アルフィー)」 に改名。
デビューから約1年後にメンバーの一人(南君)が脱退するも、以降ずっと、桜井、坂崎、高見沢の3人は変わることなく、 THE ALFEE として走り続けている。


高見沢は当時から明治学院のチャペルがお気に入りで、曲にも多く登場するほか、3人とも明治学院で出逢ったことや、その中で生まれた友達バンドであることなどを事あるごとに語っており、
在学中にデビューが決まり、中退や除籍等、正式には卒業することができなかったが、
11年間を在籍した高見沢などは特に、この学校で学んだことを誇りに思い、その後も島崎藤村作詞の校歌のアレンジをして歌ったり、学園祭に出演したり、重要文化財である記念館の修復に貢献するなど、メンバーの母校愛は誰よりも強かった。

大学側が、学院創設150周年記念事業の一環としてメンバーの名誉卒業を決めてくださったのも、そのことへの感謝や、お礼みたいなものだと思う。

ありがとうございます。

と、メンバーに代わって私からも感謝の気持ちを。     




※ 『歌のあとさき』(NHK:BS1) は、1組のアーティストの歴史をひもとく15分、というシリーズもので、THE ALFEEは、2014年2月7日(金)より、4週連続で放送されました。
15分のうち、昨年11月13日に発売されたシングルで、8分にも及ぶ大作であり名曲の 『 GLORIOUS 』 を含む “フルサイズ” の曲が2曲も演奏されるという豪華番組でした。
同年3月26日に放送された 『特別編』 は、約1時間にわたって放送された、それまでの総集編で、3月18日に行われた 『名誉卒業式』 の様子も放送され、内容としても見事な仕上がりになっていたと思います。






 THE ALFEE 名誉卒業と聖地巡礼の旅 ~ 補足編・島崎藤村 と さだまさし ~ へと続く。













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