暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

パーフェクト・プラン Good People

2018年10月17日 21時27分09秒 | 洋画>★★
2014年/米・英・デンマーク・スウェーデン/ヘンリク・ルーベン・ゲンツ監督/ジェームズ・フランコ ケイト・ハドソン トム・ウィルキンソン サム・スプルエル オマール・シー
2018年10月1日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ロンドンでつましく移住生活を送るオシドリ夫婦、トム(フランコ)とアナ(ハドソン)のライトさん夫妻。階下を又貸ししているベンの反応がないなー、と思ったら死んでいた。部屋の整理をしてたら、なんと22万ドルもの現金が!カネに困っていたお二人さんは、出来心でついついこいつに手を出した。
しかし彼らは知らなかった。このカネが麻薬密売組織と、それを襲った強盗団から持ち去られたドス黒いものであることを…!!


黒いカネなら、却って着服…おっと、拾得できそうなものだが。
以前竹やぶ事件てあったじゃない。竹やぶに現金1億円が落ちてたとかいう、落とし主が困ってないはずない額の信じられない落し物。結局落とし主は現れず、拾ったおっさんのフトコロにまるまる入った(実際には税金を取られたそうだが)という。あれって結局<落とした>のではなく<隠していたブラックマネー>だったから、落とし主は名乗り出られなかったのが実情ではないかと思うのです。
この映画の主人公も、最初から警部補さん(ウィルキンソン)に申告するような<本当のGood People>であれば、あんな苦労はしなかったのだ。その代わり、映画のネタにもならないが。
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アナベル/死霊館の人形 Annabelle

2018年10月16日 21時19分47秒 | 洋画>★★
2014年/米/ジョン・R・レオネッティ監督/アナベル・ウォーリス ウォード・ホートン トニー・アメンドーラ アルフレ・ウッダード ツリー・オトゥール
2018年9月29日 テレ東サタ☆シネ〔「死霊館のシスター」公開記念シネマスペシャル〕

【あらすじ】
研修医ジョン(ホートン)とその妻ミア(ウォーリス)のフォーム夫妻は新婚さん、初子を授かり臨月の妻に、夫はお人形をプレゼントした。ところが直後に隣家で殺人事件発生、よかれと思って助けに行くもとばっちりを食う。犯人はカルト教団のバカップルで、女の方(オトゥール)はなんとお隣のお嬢さん。名をアナベルといいました。男は警察によって射殺され、アナベルはナイフで自殺。ミアは女に刺されはしたが、母子共に助かった。
ところが以降、ミアは怪奇現象に悩まされることとなる。人形の不気味な動きに、原因不明の火事。とうとう二人は、人形を捨てて転居した。
そんな転居先で、ミアは無事に女児リアを出産。改めて引っ越しの荷ほどきをしていると、なんと捨てたはずの人形が!
怪奇現象はエスカレートし、明らかにリアの命をうばいにかかってきた。教会のペレズ神父(アメンドーラ)や本屋の黒人婆さんエブリン(ウッダード)が協力してくれるが、敵はカルトの悪魔。執拗に母子を追い詰める…。


ついに出ました、アナベル人形。ちなみにこのハナシは、人形がウォーレン夫妻によって封印されるべき暴れっぷり描いているもの。夫妻は出てきません。
「エンフィールド事件」の時にも書いたが、夫妻が介入しない事件を描いているってのは多分に創作的。というか、ひょっとして実はウォーレン夫妻って人気ないのかも!?
さて今作に登場するお人形。アンティークドールの価値とかついぞ分かりかねるのだが、買ってこられたその日(悪魔が入ってない状態)からだいぶ不気味だった。ミアが「うぇっ、何コレ…!?」とドン引きするかと思いきや、なんと大喜びだった。
人形好きの感覚は分からん。ローゼンメイデンでも読んで、お勉強するか…。
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ハチ公物語

2018年10月15日 21時38分08秒 | 邦画>★★
1987年/邦/神山征二郎監督/仲代達矢 八千草薫 石野真子 柳葉敏郎 長門裕之 山城新伍
2018年9月16日 TOKYO MXキネマ麹町〔MX、頑張って名作そろえました。〕

【あらすじ】
大正12年、彼は秋田県大館に生を受けた。
帝大農学部教授上野秀次郎(仲代)の家に引き取られ、〈ハチ〉と名付けられた。彼を請うたのは秀次郎の娘千鶴子(石野)だったが、彼女は所謂〈デキちゃった婚〉により早々に嫁入り。秀次郎に可愛いがられることとなる。
これよりしばし、ヒデ×ハチいちゃつき展開。ハチは毎日、ヒデを渋谷駅まで送り迎えしていました。
そんな大正14年、ヒデが急死する。ヒデの奥様(八千草)は、娘の元へ身を寄せることとなった。ハチは浅草のおじさんちに預けられるが、ヒデ恋しさに渋谷へ帰ってきてしまう。そんなこんなで、ヒデ以外に懐かないハチ。いつしか彼が〈忠犬ハチ公〉と呼ばれ、ヒデのいる天国へと召される物語…。


しばし「こりゃーただの犬バカ親父のハナシか」と眺めていたが、ハチ目線になるや一転<ヒデ×ハチ萌え>に!
いーや、全国の女子は絶対にそんな目で見ています。
ところで、関東大震災はスルーだった。ヒデハチにそんな要素は不要だからかね。
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バニラ・スカイ Vanilla Sky

2018年10月14日 21時04分45秒 | 洋画>★★
2001年/米/キャメロン・クロウ監督/トム・クルーズ ペネロペ・クルス キャメロン・ディアス カート・ラッセル ジェイソン・リー ノア・テイラー
2018年9月16日 TOKYO MXキネマ麹町〔MX、頑張って名作そろえました。〕

【あらすじ】
デヴィッド・エイムス(トムクル)は、親父の出版社を継いだボンボン。ジュリー(ディアス)と付き合っているが、親友ブライアン(リー)が同伴してきた女性ソフィア(クルス)に一目惚れ! あっという間に寝取った。
さてジュリーはおさまらない。デヴィッドをクルマに乗せて、そのままダイブ! デヴィッドの顔をめちゃくちゃにし、そして自分は死んだ。
デヴィッドの人生は一変。ブサイク面にマスクを着けて、卑屈になっては誰の言葉も信用できず。しかしカネはある。世界最高の整形外科医に、トムクルマスクを取り戻させた。だが世界は、不思議な歪みを現し始める。いったいこの世は、どうなってしまったのか…!?


どこまでが現実で、どこからが夢なのか。その曖昧さを手探りする感じが面白い。
クライオニクス復活モノとしては、「フォーエヴァー・ヤング」または「原始のマン」なんてのもありました(観たい)。一方で「インセプション」に代表される夢モノ、「トータル・リコール」に代表されるVRモノも数々作られているわけで、今作は<復活しないクライオニクス夢モノ>という位置づけって感じか。トムクルがブサメンになって、スケキヨマスクを被るというのも清々しい。
ただ、これが〔名作〕かってことになると、意見の分かれるところだろうなあ。
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映画ちびまる子ちゃん/イタリアから来た少年

2018年10月13日 21時03分16秒 | 邦画>★★
2015年/邦アニメ/高木淳監督/TARAKO 真地勇志 島田敏
2018年9月15日フジ 土プレ さくらももこさん追悼特番

【あらすじ】
花輪君の家にやってきた、6人の短期海外留学生。それぞれ別のご家庭にホームステイすることになったが、まる子(TARAKO)の家には何故かまる子を気に入ったイタリア人のアンドレア(真地)がやってきた。
花輪君の提案で、関西旅行をすることになった面々。まる子たちは大阪へ。そこはアンドレアにとって、おじいちゃん 〈マルコ〉思い出の地だった。
残念ながらマルコの恩人〈りょうさんとちえちゃん〉には会えなかった、まる子たち御一行。いよいよアンドレアたちが帰国する日がやってきた。しかし、イタリア行きの便には結構な時間がある。まる子たちは、上野でスパゲティ屋を営んでいるというりょうさんの店を探しに行く…!?


ちびまる子ちゃん、懐かしいなあ。って、今も国民的アニメとして絶賛放送中だが。
高校生の頃にコミックス第1巻を読ませてもらって、「こりゃ面白い」と感じたことが思い出される。
その後アニメ放送を見ないではなかったのだが、さすがに大川興業とか追っかけてるいい大人になってからは、日曜の夕方6時なぞをアニメタイムにはしなくなったのだ。<小3あるある>として楽しんでいた同作が、なんか違う方向に向かってしまったのも原因。
さて今作。突如イタリア人美少年の登場である。おそらく…まる子=マルコからの発想一発勝負と思われる。しかし少年自身を<マルコ>にしなかったのは、一ひねり加えた感あり。
子供向けとあって、カルチャーギャップや言語の壁はほとんど描いておらず、ほのぼのとした子供同士の友情がちょっぴり幼い恋心みたいなものでコーティングされていて甘酸っぱい。
さくらももこの死去による追悼特別放送であるのだが、劇中まる子が「わたしは漫画家になりたいんだ」と言っていてウルっときた。脚本:さくらももこ。どうでもいいが、島耕作はヤング時代、「社長になれますように」と七夕の短冊に書いていた。
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死霊館/エンフィールド事件 The Conjuring 2

2018年10月11日 21時36分47秒 | 洋画>★★
2016年/米/ジェームズ・ワン監督/パトリック・ウィルソン ヴェラ・ファーミガ マディソン・ウルフ フランシス・オコナー ローレン・エスポジート ベンジャミン・ヘイ パトリック・マコーリー
2018年9月15日 テレ東サタ☆シネ〔「死霊館のシスター」公開記念シネマスペシャル〕

【あらすじ】
1977年、ロンドンはエンフィールド地区。借家住まいのホジソンさん一家は、シングルマザーで4人の子持ち、ぶっちゃけ貧乏だった。
そんな一家に異変発生、強烈なポルターガイストを伴う心霊現象に見舞われた。警察の目もお構いなしに大暴れする、自称〈ビル・ウィルキンス72歳〉。主に次女ジャネット(ウルフ)を選んで憑依、一家はほとほと困り果てた。
そこで教会は、エド(ウィルソン)&ロレイン(ファーミガ)のウォーレン夫妻を調査に派遣する。はたして夫妻は、ホジソンさん一家を救うことができるのか。おじいちゃん幽霊の奥に、エドの命を狙う悪魔の影…!?


オカルトマニアの間では有名な、<エンフィールドのポルターガイスト>を映像化。「死霊館」シリーズの2作目である。
前作も然りだったが、今作でも<幽霊の背後に悪魔>だったりする。おじいちゃんだけだと、「ほんとにあった怖い話」どまりだからね。
ちなみに、公開中の「死霊館のシスター」は、今作で退治された(?)悪魔<VALAK>が主人公(っていうのかなあ?)のおハナシなんだそうな。ウォーレン夫妻は登場せずの、スピンオフ作品だと。拡がる死霊館ユニバース。
というか、そもそも「死霊館」ってロレイン・ウォーレンに取材をして制作された映画のはずだけど、ロレインさんの与り知らぬエピソードとなるとこれはもう創作だよね…!?
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フールズ・ゴールド/カリブ海に沈んだ恋の宝石 Fool's Gold

2018年10月08日 20時59分23秒 | 洋画>★★
2008年/米/アンディ・テナント監督/マシュー・マコノヒー ケイト・ハドソン ドナルド・サザーランド アレクシス・ジーナ ケヴィン・ハート レイ・ウィンストン
2018年9月11日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
フィン(マコノヒー)はトレジャーハンター、カリブ海でスペイン王フェリペ5世のおタカラ〈王妃への貢ぎ物〉を探している。だがそれが故に、恋女房テス(ハドソン)とは離婚の危機。調停裁判に…間に合わなかった。
しかしそれはそれ、モー・フィッチ(ウィンストン)の船を沈めながらもおタカラの手がかりを発見した。
なんだかんだで大富豪ナイジェル・ハニーカット(サザーランド)の船に乗り込むことに成功。孫娘ジェマ(ジーナ)のお気に入りにもなり、フィッチや島の顔役ビッグ・バニー(ハート)とおタカラ争奪を繰り広げることになる。
テスの知識!ハニーカットの資金!そしてフィンの行動力と運の良さが噛み合って、ついにおタカラ発見! しかし引き揚げには、ライバルと大自然の難関が立ち塞がる…!?


ハア、これは「ロマンシング・ストーン」「イントゥ・ザ・ブルー」ね。サメは出てきません。
「マジック・マイク」でようやく覚えたマシュー・マコノヒーが、38歳の腹筋美を大盤振る舞い。顔より腹筋で認識するらしい。
ケイト・ハドソンの顔はもう忘れたが、ドナルド・サザーランド様がまだ見られるこの幸せ。長生きしてください。
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ワールド・トレード・センター World Trade Center

2018年10月07日 21時09分16秒 | 洋画>★★
2006年/米/オリバー・ストーン監督/ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ マリア・ベロ マギー・ギレンホール マイケル・シャノン スティーブン・ドーフ ジェイ・ヘルナンデス
2018年9月11日 テレ東午後のロードショー〔火曜は“ニコラス・ケイジ”9.11の真実!〕

【あらすじ】

2001年9月11日、火曜日。ニューヨーク港湾警察のジョン・マクローリン(ニコケイ)は、ごく普通に出勤した。
しかしワールド・トレード・センタービルに旅客機が突っ込むという、信じられない事故の出動要請を受ける。
えらいこっちゃ!
ただちに部下を引き連れ、現場に急行。ビル内に進入するが、建物は崩落をおこし生き埋めになってしまう。
身動きの取れない状況下、ひたすら救助を待つ身の上に。部下のペズーロ(ヘルナンデス)は諦め、ウィル・ヒメノ(ペーニャ)と共に励まし合いながらその時を待つ。果たして二人は、愛する家族の元に帰ることができるのか…!?


911モノは数あれど、その顛末やバックボーンに触れるわけでなく、被害当事者となったパニックを描くわけでなく、政治や思想に哲学性を見出すわけでなく、救助されるのを待つ救助隊員を描いてしまった作品。なんなんすか、一体。
実はこれ、向こうじゃ<奇跡の生還>として英雄譚になってるハナシをベースにしているのだそうな。「八甲田山」みたいなもんか?
しかし序盤の、「何が起こったんだかよくわからない」感はリアリティがあってよかった。当時、リアルタイムでライブ報道していた時の感情を思い出したもんだ。
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ゴッドファーザーPART2 The Godfather Part II

2018年10月06日 22時11分26秒 | 洋画>★★
1974年/米/フランシス・フォード・コッポラ監督/アル・パチーノ ロバート・デュヴァル ダイアン・キートン ロバート・デ・ニーロ
2018年8月30日(前編)31日(後編) テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
先代ドンのヴィト・コルレオーネは、9歳にして家族全員を殺された。孤児となり、アメリカへ単身渡ったヴィトは、デ・ニーロになるとビジネスを覚えた。
一方前作でドンを襲名したマイケル(パチーノ)は、顧問弁護士トム・ヘイゲン(デュヴァル)を右腕にファミリーを切り盛り。マフィアはつらいよ!?


映画は全編で200分=3時間20分もあり、実質放送時間が90分しかない午後のロードショー枠では前後編に分けてもまだ収まりきらない長尺。自分の集中力のなさを考慮したとしても、ママ・カルメラがいつ死んだのかよく分からなかった。その割に、アル・パチーノがロバート・デュヴァルに「好きなんだ」とか言うシーンでガッツポーズしたりする。
「続編に良作なし」のハリウッド映画例外として、前作に続いてのアカデミー作品賞受賞という快挙を成し遂げている。渋々受けた監督の割に、コッポラはえらいことをしたもんだ。
前作に引き続きあらすじが超ざっくりなのは、まあ勘弁してください。
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