暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

日の名残り The Remains of the Day

2009年06月25日 22時35分01秒 | 洋画>★★
1993年/米/ジェームズ・アイヴォリー監督/アンソニー・ホプキンス エマ・トンプソン クリストファー・リーブ ジェームズ・フォックス ヒュー・グラント
2009年6月15日 日テレ映画天国

【あらすじ】
舞台は英国。政治の裏舞台として、戦前外交のパーティー会場に賑わいを見せていたダーリントン邸。執事頭スティーヴンス(ホプキンス)は、人手不足を補うため、執事一筋54年の父親と、聡明で勝気で頑固で美人のミス・ケントン(トンプソン)を雇った。
親父のほうのボケが入った仕事ぶりを巡って、ささやかな対立の火花を散らすスティーヴンスとケントン。そんな親父は、第二次大戦を巡る外交パーティーという一大イベントの真っ最中に、心臓発作で亡くなった。スティーヴンスは執事としての職務を全うするため立ち会わず、ケントンが看取った。
更にはご主人様ダーリントン卿のユダヤ人差別に、心を痛めつつ服従し女中を解雇。とかなんとか、とにかくスティーヴンスは仕事一番真面目な男なのだった。そしてそんな彼にケントンは心惹かれ、スティーヴンスもまた悪しからず…。しかし愛の言葉を交わす暇もなく、ケントンは別の男から求婚された。女30代にとって、難しい人生の選択…。そしてケントンはお嫁に行った。
20年後。ダーリントン卿は亡くなった。ご主人様を失い、お屋敷も売却の危機。しかしあの時のアメリカ野郎ルイス氏(リーブ)が、お屋敷を買い受け新たなご主人様となってくれた。
スティーヴンスは、もう一度ケントン…もとい夫人を雇い入れるため、いやさ人生を取り戻すために、夫人の元へ向かう。


偶然にも翌朝のニュースに、原作者のカズオ・イシグロ氏のトピックが(放送日とのインターバルが10日あった)。しかし、日本人にこんなストーリーが作れるのだなあ。ノーベル文学賞の最有力候補なんだそうな。
アメリカ代表がクリストファー・リーブってのは、なんかアレ、凄く…シャツをひん剥いたら、胸に<S>のシンボルが出てきそう。
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