約3年間にわたって繰り広げられた新型コロナ感染の脅威から、少しづつ解放されつつあることを実感している。3年間ということは、今春卒業した中学生、高校生はマスクをしたままでの学校生活を送ったことになる。もしかして、今後、マスクを外した状態で街で出会っても同級生の顔が判別できない、なんてこともあるのではないかと余計な心配も浮かんでくる。
ところで、練習場閉鎖、コンサートホール閉鎖等々で自粛、自粛を余儀なくされてきた合唱界であるが、最近、ようやく正常化への動きが見えてきている。東京などではマスクなしのステージ演奏が普通のことになり、客席数の制限もなくなってきている。北海道の状況はまだ確かな情報を得ていないが、先般行われた札幌合唱連盟主催の「アンサンブルコンテスト」は、まだマスク着用の演奏であったとのこと、そろそろ開放してもよいのではないかと思うが、いかがなものか?ただ、演奏活動は明らかに以前に戻りつつあるようだ。長く休眠していた高年齢合唱団が活動を再開するとか、札幌市内の高等学校合唱団が定期演奏会を行う、といった明るいニュースが届き始めている。さて、5月28日(日)に第3回演奏会を予定している混声合唱団「樹」は、はたしてノーマスクでのステージが実現するか?常任指揮者として最後の演奏会は、是非、みんなの顔が見える状態で迎えたいと思っている。