にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

『蟻の兵隊』:反共の防波堤として旧日本兵を利用し見殺しにしたアメリカと日本政府

2015年04月26日 | 雅無乱日記

先日ろくでもない夢を見た。

日本はどこかの国の軍隊に攻め込まれて、あちこちで市街戦になっている。
私は一兵卒で、弾薬を前線に運んでいる。

敵兵に見つかりそうになって、ある木造の古い民家に2階に逃げ込んだ。
そこへ大切なものを忘れたのかその家の主が戻ってきた。
しどろもどろになりながら、「勝手に上がって申し訳ない、ちょっと隠れさせてもらってるだけ、ここは危険だから逃げたほうがいい」など喋ってるところに、敵の特殊部隊かなんかのベテラン兵士が窓を突き破って入ってくる。
なぜか思いっきり背負い投げをくらってしまうのだが、そのあとナイフを振りかざす敵兵に必死で組み付いて蹴り飛ばし、1階に突き落としてなんとか難を逃れる。人が落ちて死ぬグシャっという嫌な音が響く。…人を殺してしまった。

そして、「こんな場所に敵兵がやってくるようだと、この近くに住んでいる両親や妹はもう殺されているんじゃないか…」と暗澹たる気持になる。
しかし、一兵卒にすぎない自分の役割は弾を運ぶこと。自分の家族のことに構っていてはいけない。後ろ髪を引かれながら前線に向かう…


そこで目が覚めた。全然疲れが取れていない。

先月も、“あぜ道を歩いていたら、十数機の大型ヘリが突然下りてきて、敵兵を放出し、それに追われる夢を見た。追われながらよめはんに携帯電話をかける「早く逃げろ」と。で、自分はその場であっさり殺されて…目が覚める”なんて夢を見た。

なんか嫌な感じ。集団的自衛権のあとは憲法改正じゃ!と息巻いている安倍政権の暴走で、そんな時代にならなきゃいいんだけど…。

というわけで、今日はとある戦争映画の話。

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みなさんは観られただろうか? ドキュメンタリー映画『蟻の兵隊』

http://www.arinoheitai.com/

>日本軍山西省残留問題

>終戦当時、中国の山西省にいた北支派遣軍第1軍の将兵 59000人のうち約2600人が、ポツダム宣言に違反して武装解除を受けることなく中国国民党系の軍閥に合流。戦後なお4年間共産党軍と戦い、約550人が戦死、700人以上が捕虜となった。元残留兵らは 、当時戦犯だった軍司令官が責任追及への恐れから軍閥と密約を交わし「祖国復興」を名目に残留を画策したと主張。一方、国は「自らの意志で残り、勝手に戦争を続けた」とみなし、元残留兵らが求める戦後補償を拒み続けてきた。 2005年、元残留兵らは軍人恩給の支給を求めて最高裁に上告した。


http://takajin.ddo.jp/ozunu/column/topics.cgi

>当時第一軍の軍指令澄田中将が国民党の閻錫山と密約を交わし、軍を売る代わりに自らの保身を図った物証が紹介される。澄田は中国経由でマッカーサーと密会したらしいしかし、これらの書類は裁判所では一切触れられず、控訴・上告は棄却される。

しかしひどい話だ。

第一軍は、大戦後すぐに始まった冷戦において共産勢力に対する防波堤としてアメリカに利用されたのだ。そして、第二次大戦はとっくに終わっているのにまるで関係ないところで「天皇陛下万歳!」と叫びながら、中国国民党傘下で中国共産党と戦って多く兵士が死んでいった。

軍閥:閻錫山(えんしゃくざん)とマッカーサーと当時の北支那派遣軍第一軍の司令官:澄田來四郎との間に密約が結ばれ、澄田は第一軍を差し出すのと引き換えに自らの安全な帰国と、その後A級戦犯になることを免れたのである(その根拠となる、中国国民党の軍閥の署名入り文書が映画に出てきていた)。

この司令官の「澄田」という名前、どこかで聞き覚えがあるのではないだろうか?

日本はバブル経済の崩壊の後十数年にわたり苦しんできたが、そのきっかけを作ったのが、この売国奴 澄田來四郎 の息子、澄田登である。

澄田登は1984年12月、日本銀行総裁に就任。翌1985年、「日米経済摩擦」、「電電公社と国鉄の民営化」、「アメリカ金融界の日本上陸」で日本経済は大揺れに揺れたが、これこそ澄田登の導きによるものであった。

澄田來四郎がアメリカに日本兵を売ってからというもの、どうやら澄田一族は一貫して売国奴として日本で大活躍してきたようである。


参考:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=136233

「日本軍が戦後武装解除されずに中国共産党と戦わされていた…」なんてことは、もし事実だとしても(多分事実なんだろうが)残念だが日本政府が認めるわけがない。「ポツダム宣言」に違反していたことになってしまうから。

しかも、アメリカが圧力をかけて日本兵を異国で騙して見殺しにした…なんてことは、アメリカは決して認めないだろう。アメリカが認めないことを実質植民地政府である日本政府が勝手に認めるわけにはいかない。

アメリカが、日本を丸腰にしてしまったことを後悔して、反共の尖兵として利用しようとした傍証は他にもある。

2006年の8月21日の読売新聞朝刊に、『旧将官級「新日本軍」構想』“1950年前後GHQ了解 毒ガスなど3部隊-米公文書で判明-”という驚くべき記事が載っていた。

>構想は連合国軍総司令部(GHQ)の了解の下で進み、河辺虎四郎元陸軍中将(故人、以下同)らが立案。最高司令官には宇垣一成元大将(元陸相)を想定しており、当時の吉田茂首相にも提案していた。戦後史に詳しい複数の専門家によると、佐官クラスの再軍備構想は知られているが、河辺氏ら将官級による新軍構想は分かっていなかった。

>河辺氏の経歴や活動を伝える秘密メモによると、河辺氏は警察予備隊発足前の50年2月ごろ(1)毒ガス隊(2)機関銃隊(3)戦車隊、からなる近代装備の「警察軍」構想を立案。51年に入ると宇垣氏を「最高司令官」に、河辺氏を「参謀総長」に充てることを「日本の地下政府が決定した」と記載している。「地下政府」は、公職追放された旧軍幹部らがつくったグループを指すとみられる。

>しかし河辺氏らの構想は採用されず、GHQのマッカーサー最高司令官は朝鮮戦争発生直後の50年7月に陸上自衛隊の前身である警察予備隊の創設を指示。再軍備を通じた旧軍将官の復権は実現しなかった。
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060820-78407.htmlより転載)


“CIAによる日本の政治家への資金工作”は既に明らかになっているが、こんなことも平気でやるアメリカが、反共のための駒の一つとして、奥田さんらが所属していた北支那派遣第一軍2600名をハメることくらい、痛くも痒くもないのだろう。ハメられた方はたまったものではない。ほんまにアメリカと澄田は許せん!

それとは別に印象に残ったこと。

普通の人間を兵士にするには、殺人マシーンに仕立て上げなくてはならない。

『蟻の兵隊』では、戦争というものがどのように人間を「殺人マシーン=鬼」にしていくのかというのを初めてリアルに実感した映画だった。人を殺すことが痛くも痒くもなく当然の事になっていく観念操作が行われているのだ。「あの時は、なんであんな残酷なことを平気でやっていたのだろう…」と思い返す、当時の司令官や兵士達の言葉が妙に耳に残った。



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