にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

スピンドクター(情報操作のプロ)が権力と結託して世論を操る

2014年09月23日 | 雅無乱日記

メディアを巧みに使って世論を操作する専門集団が存在する。

「スピンドクター」である(参考:ブログ目黒川の畔にて)。

巧妙なキャッチフレーズと、マスメディアを使った情報量・発信力で、大衆の心理を巧みに掴みコントロールするプロフェッショナルである。

近年のアメリカの選挙はほとんどがこのスピンドクター同士の諜報戦・情報戦といった様相を呈している。

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このスピンドクターのルーツは、実は「心理学」だった。

あの心理学者ジグムント・フロイトを叔父に持つ、エドワード・バーネイズという人物が、フロイトの心理学をアメリカに紹介した。彼は、精神を病む人個人の治療にではなく、心理学を大衆の意識操作に利用することを思いつく

彼の、大衆の心理操作における名声を一気に高めたのは「アメリカの第一次大戦の参戦」の世論を作り上げた功績であった。

アメリカ合衆国は長い間「モンロー主義」に基づき、ヨーロッパでの国際紛争には関与しない孤立主義を取っていた。大衆も同様であって、彼らにとっては“遠い異国での戦争”など自分たちの生活にはまったく関係ないと思っていた。

アメリカが、第一次大戦に参戦するためには、世論を180度ひっくり返す必要があったのである。

バーネイズは政府から資金と権限を受け、戦争を肯定するプロパガンダを作成し、マスメディアを使って大量にばら撒いた。

そのスローガンは「民主主義のために安全な世界をつくるため」というものだった。この民主主義という概念の欺瞞性については、あたらめて語る必要も無いだろう(参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=109304)。

この大衆心理操作は功を奏し、当時の大統領ウッドロー・ウィルソンは、強烈な反発が予想された世論や議会をすり抜け、第一次世界大戦に参戦を決定できたのである。

第一次大戦後のパリ講和会議に出席するウッドロー・ウィルソンの広報を手がけたのが、バーネイズの国際デビューだった。

バーネイズが大衆を見事にダマクラかした手腕は、第一次大戦後に次々と誕生して国家の統合に四苦八苦している各国の首脳陣に大いに注目されていた。

チェコスロバキアの初代大統領トマーシュ・マサリクは、共和国の設立に際する広報戦略に関してバーネイズに意見を求めた。

バーネイズはマサリク大統領に次のようにアドバイスしたという。

世界中の新聞の月曜朝刊の一面を、チェコ共和国樹立の記事で埋め尽くすには、共和国成立の発表を日曜まで待つべきである…と。

マサリクは「それでは、報道のために歴史を捏造することになる」と反論したが、バーネイズは平然とこう言ってのけたという。

「報道が歴史をつくるのだ」

この、メディア操作による世論のコントロールが歴史を創るという考え方は、ここから急速に広まっていく。

「プロパガンダ」という言葉は、バーネイズによって「パブリック・リレーションズ(おなじみのPRという言葉)」という聞こえのいい言葉に作り変えられ、1950年代には、大学でも専門の学問として学生たちに教えられるようになった。

そして、心理学を用いた大衆洗脳のプロが大量に養成されされ、政府や企業に大量に雇われることになっていったのである。

日本のマスコミも、その末裔たちのコントロールの下にあることを忘れてはならない。

 ※参考:4/16~17NHK放送、"BS世界のドキュメンタリー”「権力とメディア」(製作2004年フランス)

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