普天間問題について、ずっとモヤモヤしていたが、これを読んで、ある程度スッキリした。
「どうなる普天間基地問題?-1」で、辺野古に新基地を作るという日米合意が、莫大な税金を使って、公共事業を行うことで、現地の有力者の同意を得つつ、自ら利権を手にし、アメリカに立派な基地を作って媚を売るという、自民党の古いパラダイムでは、申し分のない名案として成立したことを示しました。
「どうなる普天間基地問題?-2」では、環境破壊や不必要な公共事業に対する国民の目が厳しい最近の動きの中で、日米合意を見直そうとする鳩山政権を、古い利権の枠組みを守りたい官僚やマスコミなどが妨害している構造が明らかになりました。
(路上で世直し なんで屋【関西】より)
アメリカとしては、米軍をグアムに移すのは織り込み済み。移転費を出させたいだけである。だが、自民党と地元沖縄の土建屋は、沖縄に米軍がいることで落とすカネと新基地建設の特需(国からのカネ)が欲しいが故に、米軍の袖を引っ張って「ここはいかがでっしゃろか?」とやっていたわけだ。これを、わざわざ曲解して「日米同盟が危うい」「従順になっておかなきゃアメリカ様がお怒りになるではないか」と報道しまくって問題を大きくしているのがマスコミ…というわけか?