竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

戦後70年談話:民話は、世界の人々の心を繋ぐことができる。

2015年08月15日 | 民話
一昨日の『奈良新聞』に「奈良民話祭」の記事が載っていました。
先ずは、記事を読んでください:



私たちの活動を奈良の人々に広報していただき、ありがたいです。

その記事で、「イタリアから来た観光客のために英語で紙芝居をして見せ、
大変喜ばれた」と報告いただいていますが、
私たちは、奈良の地元の人々ばかりでなく、奈良の語りの文化を世界に発信しようと
頑張っています。
そのため、英語のポスターも会場入り口に張りました:



昨年の民話祭りの会場入り口の掲示もみてください:


英語によるポスターの右手には「ならまち民話地図」の日本語、英語、中国語、韓国語の各版も載せました。

ならまちを訪れる外国人観光客はそれを見て、珍しがり、会場を覗いてくれます。
もちろん、そんな人々には民話地図を差し上げますと、とても喜んでくれます。
そして、即興で英語の紙芝居も上演します。


英語で朗読するナーミン・テラー。紙芝居を熱心に聴く外国人観光客。その横では日本の子どもたちも聞いています。
まさに国際的な民間交流が成立しているのです。

今日は、戦後70年の記念すべき年、世界平和を願わざるを得ません。

そこで、ブログで私流の「戦後70年談話」を載せます!

 「わたしたち日本人はもっと外国人を、そして異文化を知らなくてはならない。

  目に見える名所・旧跡、食文化は、外国旅行をすれば、分かるかもしれない。
  しかし、人の心は見えないので、なかなか理解できない。

  だが、民話、昔話に親しめば、それぞれの民族の心を知ることができる。
  民話は、長い年をかけてその民族に伝承されてきたものだから。
  民話を通してその民族の心が見える。

  民話・昔話は、世界の人々の心を繋ぐことができる。
  民話に親しむことは、国際理解、ひいては世界平和にもつながるのである。

  私たちナーミン・テラー(奈良の民話の語り手)は、明日に向かって、今日も地道に歩み続けます。」

では、みなさま、あと少し暑い夏を乗り切ってくださいね。
では、来週末までお元気で!

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