竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

五感で味わう「大古事記展」に行って、太安萬侶に会ってきました!?

2014年11月22日 | 民話
すっかり紅葉の季節を迎えました。


自然が演出する秋の色合いを楽しみました。奈良公園にて

それから県立博物館の大古事記展に行きました。



一番見たかったものは、太安萬侶墓誌でした。


これは1979年、奈良市此瀬町の茶畑開墾中に発見されました。
墓から出土した墓誌は短冊形の銅板で、表面には
太安萬侶の居住地(左京四條四坊)、
位階勲等(従四位下勲五等)、
名前、没年月日(癸亥年(=養老7年・723年)七月六日)等
41文字が刻まれていました。


これは、三次元CG画像です。展覧会図録より




これは太安萬侶神坐像[室町時代 多坐彌志理都比古神社蔵]です。
太安万侶ゆかりの多神社本殿の第二殿に祀られ、
『古事記』を編纂した太安万侶の像と伝えています。
大きくはねた眉、二重まぶた、小さなあごひげなどに写実性が感じられます。

墓誌の発見によって、太安萬侶が実在した人物であることが明らかになりました。


これは、墓誌の発見された茶畑にあるお墓にお参りした際、私が撮影したものです。
今はこのように「史跡 太安萬侶の墓」として整備されています。

大古事記展では、国宝の「七支刀」[石上神社蔵]、
本居宣長の「古事記伝」、
古事記の物語の絵画などが多数
展示されていました。

12月14日(日)まで開催されていますので
皆さまも、是非いらしてくださいね!

今日は大古事記展の話題でした。

来週まで、お元気で! 御機嫌よう! さようなら!



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