竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

毎日新聞にナーミン(奈良民話祭り)の活動が紹介されました!

2011年01月10日 | 日記
本日の毎日新聞の奈良地域面に
私どもの活動:ナーミン(奈良民話祭り)が紹介されました!



民話:再生願い「語り部」活動…奈良
 奈良の民話を研究している竹原威滋・奈良教育大特任教授(66)が中心になり、
失われつつある語りの文化を取り戻そうと、民話の再生に取り組む動きが広がっている。
核家族化が進み、民話が受け継がれていく機会が激減している中、新たな形で民話の魅力が見直されている。

詳しくは下記のサイトをご覧ください。

毎日新聞記事:民話:再生願い「語り部」活動…奈良

ならまち民話地図


今後とも私どもの活動を見守ってくださいね。


2011. 1. 10.
  
       奈良の民話を語りつぐ会代表
       奈良教育大学「まほろば」プロジェクト代表  竹原威滋

年頭に贈ることば:東の賢者・西の聖者

2011年01月10日 | 日記
みなさま、明けましておめでとうございます。

ある方から頂いた年賀状の、次の言葉に目がとまりました。

「目標があるから、頑張れる。
 夢があるから、輝いていられる。」

私も目標と夢をもって、この一年を歩んでいこうと決意を新たにしました。

このように、お正月には凡人でも、心あらたな気持ちになります。

次に紹介する「年頭に贈ることば」は、
自分の心を見つめなおすキッカケになればと思い掲載しました。

なりよりも私のこころに向けて贈られたものです。

■真言ぼだい会発行『ぼだい』676号より

賢者は、間違った時「私が間違っていた」と言う。
愚者は、間違った時「私のせいではない」と言う。

賢者は、自分の実力はまだまだであると考え、謙虚である。
愚者は、自分の実力を過信し、人を見下し威張り散らす。

賢者は、愚者よりもよく働く。しかも時間は愚者より多い。
愚者は、いつでも忙しそうにしている。文句を言うのにも忙しい。

賢者は、問題を真正面からとらえ、そして真っ直ぐ通り抜ける。
愚者は、問題の周りをグルグル回り、しかも言ったり来たりする。

賢者は、自分より勝(すぐ)るものに敬意を払い、学び取ろうとする。
愚者は、自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。

賢者は、物事がうまく行った時「運が良かった」と言う。たとえ当然の実力であったとしても。
愚者は、物事がうまくいかなかった時「運が悪かった」と言う。しかし、運が原因ではない。


この東洋の賢者の言葉を読んで、思い当たる節があります。
やはり、私は愚者だな!


■ 聖フランチェスコの祈りより

私を平和の道具にしてください。

憎しみのあるところには愛を
争いのあるところには赦しを、分裂には一致を、
疑いには信仰を、絶望には希望を、闇には光を、   
悲しみには喜びをもたらす者にしてください。 
 
慰められるより慰める者に、理解されるより理解する者に
愛されるより愛する者にしてください。


この西洋の聖人の言葉は実行できないけれど、
これができれば、今すぐにでも平和がおとづれるのに。


東の賢者のことばも、西の聖者のことばも
年頭にあたり、じっくりかみしめておきたいものですね。