竹原BLOG:奈良民話祭り ― グリム童話・メルヘン・語りの文化 とっておきの話。 

夏の奈良民話祭り:8月5日(金)午後3時より奈良町物語館で4回公演!
奈良燈花会に行きがてら、ぜひ来てくださいね!

My Best Blog: マイ ドリーム 奈良民話祭り in 燈花会(再掲)

2011年01月03日 | 日記
年頭に当たり、私のブログで一番見られている記事を再掲します。
「マイ ドリーム 奈良民話祭り in 燈花会」(2010.4.7.)


奈良の皆さまへ
民話を愛する皆さまへ

Our Dream - 私 た ち の 夢
We have a Dream.
私たちには夢があります。
それは、なら燈花会のほの明かりの中で民話を語ることです。


(なら燈花会の浅茅が原会場 2009年夏)

万葉集に次の歌があります。

                

   春日野の浅茅が上に 思うどち
         遊ぶ 今日の日 忘らえめやも(万葉集、巻 10-1880)

今から1300年前、万葉人は、春日野の浅茅が原で遊んでいたのだ。

   春日野の浅茅が原で、愛する人々が 遊んでいる。
         今日のこの日をどうして忘れることができようか。

いったい、万葉人は何をして遊んだのだろうか。
歌あそび、物語り、かくれんぼ
きっと、薄明かりの中で、妖怪話や伝説も語ったのではないだろうか。
私は昨夏、なら燈花会の浅茅が原会場を歩きながら、
そのようなことを空想していた。

いつの日か、奈良の民話を語りつぐ会の人たちと
なら燈花会の薄明かりの中で民話を語りたい。

ゆかた姿の若いカップルの前で、采女の恋の物語を語りたい。
腕白坊主の前で、元興寺の鬼の話を語りたい。

We have a Dream.
私たちには夢がある。
なら燈花会のほの明かりの中で民話を語りたい。
Yes,we can!

              

そして、平城遷都1300年の昨年から古事記誕生1300年の来年に向けて
私たちは2年目の歩みを始めます。


2011.1.3.      奈良の民話を語りつぐ会