ミゾゴイという馴染みの少ない鳥が辰巳ダムで注目された
今年も能登にアカショウビンがやってきた。少し間をおいて「キロキロキロキロキロー」と繰り返し、森中に響き渡るようにさえずる。一度、聞いたら忘れない。冬は東南アジアにいて、夏になると繁殖のために日本にやってくる渡り鳥(夏鳥)である。カワセミやヤマセミの仲間で、水のきれいな渓流でサワガニや水生昆虫を食餌する。
辰巳ダム周辺にもアカショウビンがやってくる。アカショウビンは容姿も見栄えがして華やかな鳥でヒーローである。一方、同じ夏鳥でやってくるミゾゴイは、日陰の鳥でくすんだ色の羽で容姿もよくなく、夜行性で平地から低山帯の暗い林で繁殖するので人目につきにくい。ミゾゴイという鳥は一般にはなじみが少なかった。
1997(平成9)年、「森の都愛鳥会」会員の一人が辰巳ダム立地点の近くの林で見つけた。
アジア版レッドデータブックの絶滅危惧ⅠB類(1000羽未満と考えられている)、環境庁レッドデータブックで準絶滅危惧、石川県のカテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。夜行性でサワガニやミミズを補食する。キジバトの巣に似た皿形の巣を作り、3~4個の卵を産む。低山帯の開発が進み、繁殖に適した環境が減少しているため、個体数が減少しているといわれている。
石川県と共同で調査をしていた。ダム関連工事の影響で、最初に確認された1997(平成9)年当時の相合谷地区から、年々上流に移動している。
石川県は環境アセスメントで、「軽微な影響にとどまっている。」と結論づけている。鳥の住処を追われているのだから、重大な影響だろうとは思うが、鳥は移動できて隣接地に類似環境が続いているので反論も難しい。
今年も能登にアカショウビンがやってきた。少し間をおいて「キロキロキロキロキロー」と繰り返し、森中に響き渡るようにさえずる。一度、聞いたら忘れない。冬は東南アジアにいて、夏になると繁殖のために日本にやってくる渡り鳥(夏鳥)である。カワセミやヤマセミの仲間で、水のきれいな渓流でサワガニや水生昆虫を食餌する。
辰巳ダム周辺にもアカショウビンがやってくる。アカショウビンは容姿も見栄えがして華やかな鳥でヒーローである。一方、同じ夏鳥でやってくるミゾゴイは、日陰の鳥でくすんだ色の羽で容姿もよくなく、夜行性で平地から低山帯の暗い林で繁殖するので人目につきにくい。ミゾゴイという鳥は一般にはなじみが少なかった。
1997(平成9)年、「森の都愛鳥会」会員の一人が辰巳ダム立地点の近くの林で見つけた。
アジア版レッドデータブックの絶滅危惧ⅠB類(1000羽未満と考えられている)、環境庁レッドデータブックで準絶滅危惧、石川県のカテゴリーで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。夜行性でサワガニやミミズを補食する。キジバトの巣に似た皿形の巣を作り、3~4個の卵を産む。低山帯の開発が進み、繁殖に適した環境が減少しているため、個体数が減少しているといわれている。
石川県と共同で調査をしていた。ダム関連工事の影響で、最初に確認された1997(平成9)年当時の相合谷地区から、年々上流に移動している。
石川県は環境アセスメントで、「軽微な影響にとどまっている。」と結論づけている。鳥の住処を追われているのだから、重大な影響だろうとは思うが、鳥は移動できて隣接地に類似環境が続いているので反論も難しい。