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スバル サンバー 石焼き芋仕様


我が家の前に住んでいたドイツ人一家が、
最初は不思議な顔をしながら呼び止めたのがきっかけで
僕も焼き芋を買うようになった。

確か小学校高学年の時に、夏休みの自由研究で
「石焼き芋のトラック」模型を、紙と木をベースに電飾を入れて
フルスクラッチで作った覚えがあります。
サイズは今でいう1/6スケールぐらいですから結構な大きさです。
父からせしめたマイクロカセットレコーダーに
自分で石焼き芋の歌を歌って録音し、
トラックの下に入れて流すという馬鹿さ加減。
しかしまぁ、夏休みの宿題に
季節感の無い物を作る所に僕のKY感が漂っております。



ですから僕は「石焼き芋屋さん」に特別な想いがあるのですが、
芋を食べて胸焼けしなくなったのは、鰻が食べれるようになった40過ぎ。
心だけでなく、お腹もお子様なんでしょう。



さて、ドイツ人の家族が任期を終えて帰国した後も、
この石焼き芋のオジサンは毎冬やって来ます。
独特の歌声に釣られて財布を握りしめて走り出すのです。



石焼き芋の販売は、結構楽だと思いきや、
朝6時には火を入れて窯の温めを開始し、
7時ごろから芋を入れるそうです。
9時には販売を開始しますが、実際に売れるのは11時以降。
それとお昼を取り損ねた14時辺りも狙い目だそうです。
夜の営業をするなら飲んで帰宅帰りを狙う22時以降。
うーん、結構大変な商売です。

燃料になる材木も、当たり前ですが合成木材はNGで
大工さんから、作業で出た切れ端を貰って来るとか。
企業努力の賜物です。



本当に美味しい焼き芋は、良質の芋を使い、
最初2時間蒸らして、1時間冷却。そこから更に2時間近く
蒸らしたトロトロになったモノですが、触るだけで皮が剝けてしまう
柔らかさは食べにくく、多くの人は選ばないとか。
しかし甘さは2倍近くに感じます。
(※業者によってこの方法は色々あるそうです)

僕はこの超ソフトが好きで、選んで買っています。



食べ方は、お皿に置いて、スプーンで掬っていただきます。
スイートポテトと同じ触感、そして味。
甘さが倍増で、一度食べたら病みつきです。



宮城弁のオジサンはこの冬、故郷に残してきた
お母さまを亡くされたとか。

「お母さんを大事にしないとね、旦那さん、いつもありがとう」

何とも寂しそうな笑顔でサンバーの運転席に戻ると、
カセットテープのスイッチを入れ、
石焼き芋の歌を流して走り去っていきます。
哀愁漂うサンバー、そして材木の燃える匂い。

今季の販売は今月で終わりだそうです。
焼き芋も美味しいけれど、オジサンの宮城訛が
僕の心をホッとさせてくれる気がする今日この頃。
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