goo

初めてのボディー磨き


【33,390km+2,520km=35,910km】

4月からスタートしたスマート450のプチレストア。
機関類の修理が終わり、タイアも交換しましたので
仕上げはボディーのディテーリング、
そう「磨き」です。

最近は古い車の錆を残したまま、中身をレストアする
エイジング系が流行っていますが、
プラスチック(ポリカーポネート)を多用するスマートは、
そんな離れ業は出来ません。
使い古された汚れた姿もカッコいいのですが、
あまりにも薄汚れていると、
スマートのポップな感じが薄れてしまいますので
新車当時に戻してあげることになりました。

作業はもちろん、このブログではお馴染みの
オートサービスヤマダさんで行いました。
彼の50年以上の磨きの腕に託したのです。

<作業前>


元オーナーの旦那様は板金のプロですので
フロントパネルなど一部のパーツは
再塗装してありますが、
基本は工場出荷当時のペイントのようです。


ドアパネルとトラディオンセル(フレーム)の
シルバーカラーが微妙に違うのは、
素材の違いから来るもの。
また普通のWAXを多用していたようで、
光沢の方向も微妙に違います。

グラスルーフも、23年の垢がこびり付いており、
強く拭いても、手で磨いても
白っぽく水垢が付いたままです。



車全体が、何となく疲れているように感じます。
車両の状態が完璧なのに、見てくれが悪いのは
ちょっと寂しいですね。

さて前オーナーが加工して付けていた
メルセデスやAMGの純正エンブレム。





まあ、これがあると水戸黄門の印籠のように
合流地点で入れて貰いやすいのですが、
あえて外して頂きました。
これを外すと本当に虐められるんだよなぁ~。



<1週間後~>

上の2枚の画像を比較していただきたい。
多少構図や明るさは違う物の、
今まで何となくネズミ色っぽいシルバーが、
明るいジャーマンシルバーに戻り
車両全体がシャキッと立体的に見えます。



汚れが多く付きやすいリア部分も
クスミが無くなり、立派になりました。
23年前の塗装を生かした磨きは
再塗装では味わえない光沢を与えてくれます。






鬼門の一つであるヘッドライトは、
元々の程度が良かったので、僅かに磨いて
コーティングをされています。



こちらも鬼門のリアクオーターウインドー。
23年物でこのクリアーさ加減はありえません。
どうやら製造工場でポリカーポネートの上に
特殊なコーティング(塗装?)が行われてありましたので
あえて磨かず、丁寧な水垢取りと鉄粉取りが行われました。
あとは僕がこの状態を保つ努力をしないといけません。



一番の違いは、グラスルーフ。
新車当時の輝きを取り戻しました。
とはいえ無理にガラスを削りたくないので、
プロが見れば多少の水滴の跡が見えるでしょうが
それでOKなのです。
磨きすぎると、ガラスに必要以上の傷を
付けてしまう可能性が高くなるからです。



ルーフエンドのスポイラー部分は、元から
ペイントはしていないプラスチックの黒のまま。
これも軽く磨いて頂きました。
言葉では簡単に「軽く」なんて書きますが、
作業をする方としては、かなり大変な作業だそうです。


内装は山田御大の奥様である「お母さん」の仕事。
僕が色々やっても綺麗にならなのに、
細かい部分まで綺麗になっています。



もちろん23年間に付いた傷もそのままで
磨いて頂きましたが
ここまで綺麗になってしまうと、
何だか乗るのが怖くなります。

山田御大に今回の作業の苦労ポイントを聞くと

「前のオーナーさんが大切に大切に
WAXをかけていたんだろうね。
でもそれが逆に磨き傷を多く作ってしまって、
車両の光沢を乱反射させてしまい、
くすんで見えたのです。
その傷を消すのが大変でした」

確かに僕達までの世代は、
「自動車好き=洗車後は必ずWAXを掛ける」
でしたから、どうしても自分で愛車を
磨きたくなるんですよね~。



購入から4か月。
各種整備を終えてボディー磨きが終わり、
僕の愛車となる基本になりました。
これからが本当のスタートです。

<関連記事>

<店舗紹介>
有限会社 オートサービスヤマダ
横浜市戸塚区戸塚町1006-4
℡ 045-865-3039 fax 045-865-3035
※ご注意:山田御大は、体調不良から徐々に復帰されておりますが、通常の新車磨きもあり、予約電話を入れても直ぐに日程が決まりません。時間に余裕を持って予約されると良いようです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 暑さ対策(ラ... クールダウン対策 »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。