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GTI vs EDITION30 vs PIRELLI の比較(4)

【新型PIRELLI】

初代ゴルフのGTIが生産中止になった1983年。既に多くの雑誌が新型ゴルフ
(ゴルフ2型)の報道をしているにも関わらず、初代GTIの人気は熱狂的になって
行きました。その状況を受けて、フォルクスワーゲン社は最終モデルのGTIを
アナウンスすると共に、多くのオプションを標準装備した最終モデル
「GTIピレッリ」を発表。瞬く間に10,500台の受注を受けました。
上級装備に専用「ロングP」ホイール、ボディー同色ペイントのバンパー、
前年度から搭載されていた200ccアップの1,800ccエンジンは、ヨーロッパ中で
人気が高まり、新たな伝説になった程です。

ゴルフ5型GTIは、初代を彷彿とさせるようなパワフルでポケットロケットな車に
仕上がりました。この復活した「伝説のGTIの最後」を飾るのにふさわしい車として、
新型「GTIピレリ」がゴルフ5型GTIの最終モデルとして登場。
高性能な「GTI・エディション30」をベースに、専用ロングPホイールや特殊内装、
オプションを満載にして、販売されました。
230psというパワーは、「GTIイーター」として十分のスペックを持ち合わせています。

残念ながら日本では、初代GTIの社会現象が一切伝わっていなかったので、
「GTIピレリ」の知名度や認識が、ヨーロッパより甘い状態になっています。
(※1983年当時は、まだ外車情報が少なかったので、仕方ない事だと思います)

興味深い事に、フォルクスワーゲン・ドイツ本社としては新型「GTIピレリ」に
対して、強い思い入れがあるようで、一部専用パーツなどは、車検証、車両データ
が無いと一切一般販売出来ないようにコントロールされています。このような扱い
を受けるのは、ニュービートルRSi以来だと国内の有識者が語る程です。

さて日本には、ドイツのカタログ設定に無い4ドア・右ハンドル・DSGモデル、
そして、ブラックとイエローカラーのみで製造されており、全てウォルフスブルグ
本社工場内で製造されています。VGJが公表している通り、世界で1000台しか
生産されていない大変レアな限定モデルと言えるでしょう。


【モデルカー】
フォルクスワーゲンの意向で作られた「ピレリモデル」。
製造方法は「エデョション30」と同じですが、特徴的な18インチホイールと
Pゼロ風タイアは、新金型で対応しています。

ブランド   :フォルクスワーゲンAG
パーツ番号: 1K0 099 300 D 14N
開発    :ノレブ
製造   :中国
サイズ   :1/43
カラー    :サンフラワーのみ
台座    :「Golf GTI PIRELLI」のシルバータンポ印刷付き
クリアーケース :VWエンブレムシール無し
外箱    :シルバー(VW純正箱)
箱内側  :シルバーの台紙

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
いつもいつも (ブラ)
2009-05-03 00:30:32
大変ためになる講義を聴いているようで、ここを毎日拝見させていただくことが日課となっております。

私も黒いピレリを購入した一人として、心強い味方を得た気持ちです。

これからも、情報発信よろしくお願いいたします。
 
 
 
ブラさまへ (H.Nakazawa)
2009-05-04 14:57:18
コメントありがとうございます。

僕のメモ書きのような難解な文章を解読して下さって、
嬉しい限りです。

そろそろネタ切れか?と思っておりましたが、
先日も偶然、違いを見つけてしまいましたので、
気楽に更新して参ります。
今後とも、宜しくお願い致します。
 
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