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福島第1原発事故、汚染水の処理が新たな課題に

2011-04-02 | つぶやき
事故発生から3週間が過ぎたが依然収束のメドは付いていない。この1週間で高濃度の放射能汚染水がタービン建屋の地下を皮切りに、たて坑と坑道、海水、そして地下水でも見つかった。原子炉内の破損した核燃料で汚染された冷却水が外部に漏れ出ていることがほぼ確実となった。しかし、炉内温度100度未満の「冷温停止」状態にするには、冷却を続けざるを得ず、汚染水の処理が新たな課題となっている。敷地内に新たに貯蔵タンクを建設する案やメガフロート(鉄製の大型浮体構造物)を利用する案などが検討されている。原発の冷却システムの復旧に向けた作業が過酷な環境下で鋭意進められているが、原子炉が破損して冷却水が漏れ出ているとすると、復旧できたとしても、汚染水の漏出は続くだろうし、また、汚染された冷却水を循環させることで、冷却水の汚染濃度が益々高くなってしまうことにはならないのだろうか?●1~4号機は廃炉が決定的となったが、「冷温停止」を達成できたとしても、その先、廃炉までには長い歳月がかかるようだ。先ず、核燃料の熱を冷ますのに5~10年かかり、その後、冷却を続けるか、燃料を取り出して処分するか、原子炉をコンクリートで固めるかの選択肢があるという。どの方法が良いかは専門家の意見も分かれているようだが、この処理に数年から数十年かかり、最終的に原子炉の解体を全て終えて更地にするまでに最低20~30年はかかるようだ。●過去の例を見ても、1979年に事故発生したスリーマイル島原発2号機の場合は、除染に13年(80年~93年)、燃料取り出しに5年(85年~90年)を要し、現在は解体・廃炉を稼働中の1号機と同時に行うため、監視状態にあるという。 また、商業炉として日本で初めて廃炉作業が進んでいる東海原発の場合は、98年に運転終了後、01年度までに燃料を搬出、13年度までに原子炉以外の機器の撤去、その後、原子炉の解体・撤去が終わるのは2019年の予定という。事故炉で無くても、廃炉までに20年以上かかる見込みであり、福島第1原発の場合は、事故炉が4機もあるので、予想困難というのが正直なところではないだろうか。 ⇒ 4/1朝日新聞

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