今夏の節電対策に関する話題2つ。●東芝は充電池を搭載した19型の薄型液晶テレビを7月に発売するという。リモコンの「ピークシフト」ボタンを押すと、電力利用が止まり、充電池の電気を使う。最大3時間視聴できるという。電力が余る夜に充電し、不足する昼間に充電池を利用する使い方を想定している。元々、停電が頻繁に起こる新興国で販売していたが、東日本大震災を受けて急遽、日本仕様に再開発したそうだ。東芝は「こうした商品を日本で発売することになるとは思わなかった」とのこと。●東大はスマートグリッドの技術でキャンパスの電力消費量を「見える化」し、自主的な削減を促すという。東大の電力使用量は本郷キャンパスだけで、最大5万KW、東電管内のピーク需要の0.1%近くを占め、夏に向けて昨年比30%の削減を目標としている。活用する技術は地域やビルの電力を一括管理できる「UGCCネット」という技術で、2月にIEEE(米電気電子学会)でスマートグリッドの国際標準規格として承認されている。本郷キャンパス内の全館をネットワークで結び、電力使用データをPCや携帯端末でリアルタイムで見られるようにするそうだ。このシステムは横浜市の実証実験として金沢産業団地で導入済みで、地震直後、4割超の消費電力削減に成功したそうだ。また、1台のサーバーを複数台として使うクラウド技術「仮想化」でも6割程度の削減が見込めるため、合わせて活用する予定という。 ⇒ 4/21朝日新聞
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