ナノカー（分子の車）による世界初のレースがフランスのトゥールーズにある国立の研究機関で始まったそうだ。ナノカーは炭素や水素などの原子が数十～数百個つながったもので、大きさは100万分の1～3ミリ（＝1～3ナノ）ほど、特殊な顕微鏡を使って電気を流すと、車の一部が回転したり、振動したりして進むそうだ。レースは直径8ミリの丸い金の板の上で行われ、長さが1万分の1ミリのコースで、36時間（うち準備に6時間）の制限時間内でどれだけ進めるかを競うという。日本、アメリカ、ドイツなどから6チームが参加しているそうだ。日本からは物質・材料研究機構のチームが参加しているそうだ。 ⇒ http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170428/k10010965601000.html
現在の最先端の半導体の最小寸法は10ナノ程度なので、ナノカーが如何に小さいかが分かる。