MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

変、発見。

2010年01月08日 | 音楽

日本に西洋音楽が入ってきたのは明治です。

ラシドレミファソの音名は

英語ならABCDEFG
独語ならAHCDEFG ですが

これを、明治の日本では
「ラシドレミファソ」ではなく
イロハニホヘト」で取り入れたため
今でも調の名前には
「ハ長調」とか「イ短調」と
イロハニホヘト の名称が残っています

しかし
ミ♭(半音低い音)を変ホ
ファ♯(半音高い音)を嬰ヘ
と、半音高い・低い音に付ける漢字
(へん)」「(えい)」
これはどこから来たのでしょうね?

明治時代に考えられた?と思っていたのですが
邦楽関係の本を読み漁っていたところ
まず、 ♭を指す「変」を発見いたしました
        
何年とまでは、はっきりしないのですが
中国から日本へ音楽が入ってきた時
基本の音階が5つの音からなる5音音階でして
その後2つの半音低い音を足し七音とする時
半音低くした音を表すために
「変」をつけていたのです。
宮 ・ 商 ・ 角 ・    微 ・ 羽
ド   レ   ミ      ソ   ラ
        ↓
宮 ・ 商 ・ 角 ・ 変微・微 ・ 羽 ・ 変宮

遅くとも、日本で雅楽が独自に発達していった平安時代には
♭の意味で「変」があったのではないかと。

「嬰」もこの辺りを探せば見つかりそうです

もうちょっと捜索してみますので
きちんとわかったところでご報告いたします

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