MY研究所

(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。

入試シーズン

2011年01月17日 | 音楽

寒さが厳しいこの季節
入学試験シーズンでもありますね。

先日はセンター試験がありましたが
我が母校の音大の『一般入学試験』は2月から。

入試の時の思い出って
実技試験の順番待ち』です。

まず、教室の一つに受験者が集まって待ち
順番が近づくと、数人のグループで廊下に出て、
実技試験の部屋の前でストーブに当たりながら入室を待ち
そのグループごと入室して順番に演奏だったかな。

他の大学の入試の時期と合わせる意味もあるのでしょうけれど
何もこんな一番手を動かしにくい時期にやらなくても
と思った記憶があります・・・。
(推薦入試は秋のいい時期なのですよね。)

            
昔は推薦も一般も競争率が高かったのですが
今は、昔ほど競争が厳しくないようで
音楽の専門家になる人だけ」ではなく
音楽を勉強したい、という意欲があれば
なるべく広く受け入れたい、という形になっているようです。

2011年度の推薦入試結果を見ると
学部のピアノ専攻は、志願者48人中46人合格。

他の音大の入試の様子を聞くと
もっと志願者が少ないところもあるみたいで
音楽大学も大変だーと実感します。
            
先日、恩師が
母校がつぶれちゃって
 『そういう大学もあったね』なんて事になったら嫌よねー
と冗談で話していましたが
今の時代、冗談ではなくなるかもしれない。

音大だけが「音楽を勉強する場所」ではありませんが
「音楽大学」が成り立っていけるというのは
社会の豊かさの目安の一つのような気がします。

音楽が「無駄なもの」ではなく
「必要な贅沢」であり続けますように。
そんな事を思ったお正月。

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