寒さが厳しいこの季節
入学試験シーズンでもありますね。
先日はセンター試験がありましたが
我が母校の音大の『一般入学試験』は2月から。
入試の時の思い出って
『実技試験の順番待ち』です。
まず、教室の一つに受験者が集まって待ち
順番が近づくと、数人のグループで廊下に出て、
実技試験の部屋の前でストーブに当たりながら入室を待ち
そのグループごと入室して順番に演奏だったかな。
他の大学の入試の時期と合わせる意味もあるのでしょうけれど
何もこんな一番手を動かしにくい時期にやらなくても
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と思った記憶があります・・・。
(推薦入試は秋のいい時期なのですよね。)
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昔は推薦も一般も競争率が高かったのですが
今は、昔ほど競争が厳しくないようで
「音楽の専門家になる人だけ」ではなく
音楽を勉強したい、という意欲があれば
なるべく広く受け入れたい、という形になっているようです。
2011年度の推薦入試結果を見ると
学部のピアノ専攻は、志願者48人中46人合格。
他の音大の入試の様子を聞くと
もっと志願者が少ないところもあるみたいで
音楽大学も大変だーと実感します。
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先日、恩師が
「母校がつぶれちゃって
『そういう大学もあったね』なんて事になったら嫌よねー」
と冗談で話していましたが
今の時代、冗談ではなくなるかもしれない。
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音大だけが「音楽を勉強する場所」ではありませんが
「音楽大学」が成り立っていけるというのは
社会の豊かさの目安の一つのような気がします。
音楽が「無駄なもの」ではなく
「必要な贅沢」であり続けますように。
そんな事を思ったお正月。