「あれ!ミドリガメかな?」「でも、変だ」
双眼鏡で見たら 「オオムラサキの雌が 池に落ちている」
「助けだそう!」とすぐに行動したのは、M氏であった。
長い枝に、篠竹を蔓で巻き 救出作戦
岸に上げ 事務所で介抱
午後 回復したオオムラサキを
サクラの幹を登るタマムシ
「向きを変えて見ると、色が変わって見えるよ」
「すべすべして、つまみにくい」
観 察 月 日 2013 8.13.晴 33℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
「アカミミガメが、のんびり浮いている」と私は呟いた。6~7m先の池の水面に
それが見えた。が、2~3秒後「何かおかしい」又呟いた。これはすぐに”納得 ”
するのではなく”疑問 ”を持つと言う自然観察者のスタイルなのである。
”体は動いているのだが、少しも進まない 。これは、カメではなさそうだ”疑いの
念が強くなったが、老眼には決める程見えない。そこで双眼鏡を使うと、意外に
も水面に浮かぶオオムラサキの雌であった。ここには、オオムラサキはいる様だ
が、殆ど見掛けない程だ。そこで思わず「オオムラサキの雌が池に落ちている」
と私は叫んだ。
「よし、助けよう」と言い、すぐに救出用の竿になる物を探し始めたのは、M氏
であった。こんな時は人柄が出るもので、長い枝を探し出し、篠竹を伐り出し、そ
れ使ってオオムラサキを岸まで引き寄せた。このままでは、腹部の気門が水中に
あり呼吸困難で、アメンボの餌食になる所であった。
この日はミニ観察会の日であった。オオムラサキに触れる機会は先ずないので、
参加者に指先で胸を摘まんでもらい、命の鼓動を感じてもらった。
他に、タマムシを手で捕えた人がいたので、タマムシリレーで体感した。
「向きを変えて見ると、色が変わって見えるよ」 「体がすべすべして、摘みにくい」
見るだけでは解らない、実感のミニ観察会になった。
(ミニ観察会は、毎月第3日曜日1時~3時、県自然環境保全センターにお出ください)
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