足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1681 ~ 洋種アサガオにカメノコハムシ ~

2019年11月24日 | 昆虫

観察月日  2019 11.6.晴 20℃

観察場所  秦野市 渋沢 

 駅を出て渋沢丘陵に向かう集落を行くと、垣根に洋種のアサガオ

を隙間なく絡ませた、植え込みがあった。花付きが良く、青紫色の

花が通る私達に囁き掛ける気がして、つい立ち止まった。

 だが足を止めたそのは訳は、まるい大きな葉に、小さな丸い穴が

開いていたからだ。「さては、ジンガサハムシが」と頭を霞めた瞬間、

穴の隣にヨツボシカメノコハムシの成虫が、葉にピタリと張り付いて

いるのが目に止まった。

 スギの植林地を登ると、丘陵に付き当たり、目の前にヤマハッカの

群落が現われた。赤紫の花弁は今が盛りと咲き誇り、土手の草の中

から抜き出て咲くそれとは違い、ラベンダーの花壇かと一瞬戸惑った。

 丘陵を行く道の右側は雑木林が続き、抜け出す様に真紅の実目立

った。ガマズミで、数粒口に入れつぶすと、甘酸っぱい汁が広がった。

今年はガマズミの当たり年なのか、真紅の実を良く見掛ける。

 道の左側は一段低く、耕したばかりの畑が広がり、そこは、野の動

物達が描く絶好のキャンパスになっている。タヌキかキツネか歩いた

足跡が、十字に交わっている。時間差はあろうが、夜獲物を探して歩

いたのだろうか。以前はその足跡の中に、特徴あるノウサギの足跡が

交差していたものだが、今日はそれが無く寂しい感じがした。

 ここの所歩きが悪かった為か、ウラナミシジミを見たのは、今日が

初めてだ。

洋種アサガオの咲く 垣根を行く。

葉にヨツボシカメノコハムシが 張り付いていた。

ヤマハッカ花の 群落。

ガマズミは 生り年か。

動物達のキャンパスだ。

ウラナミシジミ。


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