雑木林の中の木道を行くと
突然
歩を進めるごとに頭が!
足や顎を盛んに動かす
犯人は 誰!
観 察 月 日 2011 6、19 曇 22℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
「おや? シロスジカミキリの頭が転がっている」
私は頭の中で独り言を言った。そして一歩歩くと又、頭が転
がっている。
そして又一歩・・・と、合計6匹の頭が転がっていた。どの個
体にも前足が付いていたので、頭部と前胸で、それより後の中
胸、後胸と腹部はどうしたのだろう。
ところで、シロスジカミキリは日本のカミキリ虫の中では、
大型で雌の体長55㎜にもなる。以前は平地でもよく見られ、
つゆの頃には樹木の中で羽化し這い出たばかりの成虫が、枝
に止まり雨に濡れながら、皮を食べているのを見掛けた。近
頃は減少種のようで出会う機会は少ない。原因は雑木林の荒
廃にあるようだ。
さて、後胸と腹部はどうしたのだろう。鞘翅が2枚落ちて
いたので、硬い部分は残し養分のあるところは、誰かの食物
になったのだろうか。シロスジカミキリが樹の枝に止まって
いる所を襲うと言う事は、木登りが得意か、羽のある生き物
だろう。樹上で食べづ、わざわざ木道にまで降り食べている
のも特徴のようだ。転がっていたものの中には、足や顎を動
かすものもあった。捕まれば、前胸と中胸で「キイ キイ・・」
となく。さて、その生き物は誰であろうか。
あなたは、自然の探偵。
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