足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

 No.1157 ~ アメンボ の 若虫 ~

2013年06月22日 | 昆虫

アメンボのいる 池

アメンボの若虫 背中と脚に注目

正面から見ると

目をアップすると複眼が

体の大きさは ゴミ?のように小さい イトトンボのヤゴと比べると!

アメンボの成虫の左後脚の先 若虫がぼやけて見える?

マツモムシ若虫 バックスイマーだ

観 察 月 日  2013 6.9 晴 24℃

観 察 場 所  山北町 玄倉 (丹沢湖ビジターセンター)

 「昨日池の掃除をしていて、水草を引き上げたら、水草の間に

黒豆?が入っていたんです」と言うんです。「これは何だ」と振っ

たら、それはヤマアカガエルのオタマジャクシで、「水草の間に

潜っていたんです」その後に、Kさんの興味ある話が続きました。

 「池の水面を見たら、細かいアメンボと、細かいマツモムシが沢

山泳いでいましてね。この池で孵化したものですね」と。

 私は急いでその池へ行ったのは言うまでもありません。池の水面

を見ると、細かい物が浮いているのです。だが老眼の私にはよく見

えません。「ゴミじゃないの」と呟くと、Kさんがすかさず指さしてくれ

ました。

 アメンボの幼虫の(幼虫と呼ばれるが、体形は成虫と同じなので

幼虫ではなく“若虫”と呼ぶべきだろう)体長は3㎜あるかないかです。

水面を滑るのでマクロレンズで1対1に近接するのは難しい。

 今までもこの池は良く見ていたつもりだし、日常的に水の中の生き

物には興味を持っていたが、よく見えていなかったのでした。 

 若虫が成虫との違いは、背中を見ると解ります。何でしょうか。アメ

ンボの若虫は体が小さいのに脚が素晴らしく長い。これも意味がある

のです。その為胸部が体の殆どを占め、腹部は小さく心配な程です。

目も若虫ですので単眼ではなく、立派な複眼です。見ている様で見て

いない、知っているつもりが解っていない、自然は未知に溢れています

 

 


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