足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1109 ~ ヒヨドリ の 食卓 ~

2013年01月03日 | 野鳥

初日が昇ったばかりの 集合住宅地 トウネズミモチの植え込み

黒紫色の実がたわわだ。ヒヨドリがやってくる

ピンセットの嘴でつまんでは、飲み込む。

ヒヨドリは曲芸師、こんな姿勢でも実を啄ばむ。

ネズミモチの実を、飲み込む・飲み込む・・・・・・

ネズミモチの種子

元旦の朝7時の富士山・大山 ヒヨドリも見ているのかな?

観 察 月 日  2013 1.1.晴 -2℃

観 察 場 所  横浜市 瀬谷区

 「歩くの嫌だよ」とばかりに、朝の散歩中の愛犬が歩くのをためらった。

 おかしいと思い足元を見ると、舗装道路上に小粒な種子が一面に散ら

ばっていた。毎朝日課としている散歩道なのに、昨日は犬も私も気付か

なかった。

 そこは集合住宅地で、道路沿いにトウネズミモチが植えられ、二階の高

さにまで達している。張り出した枝には黒紫色の小粒の実がたわわに付

いている事は気付いていたが、変わった事はなかった。

 その時、「ヒーヨ、ヒーヨ」とけたたましく鳴き声を引きながら何羽かのヒヨ

ドリが飛び立った。散らかしたのは、彼等だったのである。

 昨年の暮れの雨の日には、我が家の庭に来て、取り残したイチジクやカ

キの実を突いていたし、菜園に降りてコマツナを食べていた。だがその頃は

トウネズミモチにヒヨドリの影はなかった。

 木の実を好んで食べるヒヨドリ等の野鳥を見ていると、食べる時期と好み

が感じられる。

 先月のこと、ある緑地では紅い実を鈴なりに付けたイイギリの木にヒヨドリ

が波状的に飛来し、実を食べていた。その近くにトウネズミモチの木があり

実を付けていたが、その時のヒヨドリには魅力がないらしく姿はなかった。

赤い実を付けたピラカンスの木もあったが、鳥に食べられた痕はなかった。

 野鳥は、食べる適期や熟し加減を見抜いているのだ。

 ヒヨドリにとっては、トウネズミモチがその適期・旬に当たっているのだろう。

 


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