観 察 月 日 2017.12.2 晴 9℃
観 察 場 所 厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)
自然環境保全センターから眺める周囲の低山は、クヌギ、
コナラ、ケヤキ・・・等の落葉樹が多く、スギ、ヒノキ等の植
林地が少ない為か、全山紅葉の盛りだ。
センター内の大きく成長したイロハモミジの紅葉も今が盛
りで、散りばめられた葉のあるものは太陽光を通し、あるも
のは反射して、周りの物々を紅く染め上げている。
ところが、同じイロハモミジで在りながら、黄色に紅葉して
いる枝や木があったりするのは何故だろう。
カエデの紅葉は気温が低くなると、葉の根元に“離層”が
出来、光合成で作られた糖分が溜まり、そこに陽が当たり
と化学反応を起こして、アントシアニンと言う赤い色素が合
成され、鮮やかな赤に葉は染まる。
ところが、同じイロハモミジでありながら、黄色に紅葉する
木がある。陽の当たらない条件の悪い場所にある枝や木は、
気温が低くなり“離層”が出来ても、光合成の能率が悪く、糖
分の溜まりも少ないのだろう。だと仮定すると、化学反応も起
きずアントシアニンの赤色色素は出来ない中、クロロフィルム
の緑の色素も消える。そこで、現存していた黄色の色素、カロ
チノイドが現われ、葉は黄色に染まると言う事なのだろうか。
紅葉とは不思議一杯、不理解一杯だ。
紅葉の中、エナガは色々なしぐさを見せ、メジロ、コガラ、シ
ジュウカラ、ヤマガラも、体を紅く染めつつ、隣の木へと移って
行った。
七沢当たりの周囲の低山 今が紅葉の真っ盛り。
♪ 真っ赤だな 真っ赤だな 大きなモミジも 真っ赤だな ♪
♪ きつつき コゲラも 真っ赤だな ♪
♪ みどりの メジロも 真っ赤だな ♪
♪ ♪ おちゃめな エナガも 真っ赤だな ♪ ♪
きいろい カエデ はどうしたの?
はっぱの 枯れた モミジも ありました。