足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1535 ~ 冬鳥のシーズンが来た ~

2017年12月03日 | 野鳥

観 察 月 日   2017.11.28 曇 8℃

観 察 場 所   清川村 宮が瀬

 “ジャー ジヤー ジヤー・・・・・・・・・“急に耳元から、連写の

音が聞こえて来た。それも、1台ではなく2台の音が乱れあっ

ている。

 私は、ウソが枝に来ているのでカメラを向けてはいたが、シ

ャッターは切っていなかった。今日は予報とは違い、厚い雲が

空を覆っている。野鳥を写すには、暗いのは良いとしても背景

が曇空だと白くとんで、鳥はシルエットとなり黒くつぶれてしまう。

バックが空ではなく、木の茂みになる位置まで移動してくれない

かと、鳥に言い聞かせる思いで、待っていたのだ。

 「ウソが木の梢に移動した。これは、ベストショットだ」と呟いた

かと思うと、再び連写が始まった。そして満足したのか歩き去っ

ていった。

 昨年は、ウソの数が少なかった。ウソを目にする数は年によっ

て違うが、今日はこの林道だけでも3か所、群を見ているので、

今年は多いのかも知れない。ウソが止まって居た木は、すっか

り葉を落としたフサザクラだが、羽を付けた実は房状にたっぷり

付いている。だがよく見ると、緑の色素が残っているので、完熟

ではなさそうだ。

 林道の壁面より、ジョウビタキ♀が飛び出した。その先を追うと、

崖から張り出したヌルデに止まった。ジョビタキはヌルデの実を好

むので良く見掛ける。実の回りには、リンゴ酸カルシュウムが噴

出していてしょっぱい。冬鳥は好んで食べるが、感じを聞いて見

たい。

背景が曇空だと、シルエットになって色が出ない。

フサザクラの実は 緑の色素が抜けていない。

林道を行く。

ジョウビタキの行く先は。

リンゴ酸カルシュウムの味は?