観 察 月 日 2017.11.28 曇 8℃
観 察 場 所 清川村 宮が瀬
“ジャー ジヤー ジヤー・・・・・・・・・“急に耳元から、連写の
音が聞こえて来た。それも、1台ではなく2台の音が乱れあっ
ている。
私は、ウソが枝に来ているのでカメラを向けてはいたが、シ
ャッターは切っていなかった。今日は予報とは違い、厚い雲が
空を覆っている。野鳥を写すには、暗いのは良いとしても背景
が曇空だと白くとんで、鳥はシルエットとなり黒くつぶれてしまう。
バックが空ではなく、木の茂みになる位置まで移動してくれない
かと、鳥に言い聞かせる思いで、待っていたのだ。
「ウソが木の梢に移動した。これは、ベストショットだ」と呟いた
かと思うと、再び連写が始まった。そして満足したのか歩き去っ
ていった。
昨年は、ウソの数が少なかった。ウソを目にする数は年によっ
て違うが、今日はこの林道だけでも3か所、群を見ているので、
今年は多いのかも知れない。ウソが止まって居た木は、すっか
り葉を落としたフサザクラだが、羽を付けた実は房状にたっぷり
付いている。だがよく見ると、緑の色素が残っているので、完熟
ではなさそうだ。
林道の壁面より、ジョウビタキ♀が飛び出した。その先を追うと、
崖から張り出したヌルデに止まった。ジョビタキはヌルデの実を好
むので良く見掛ける。実の回りには、リンゴ酸カルシュウムが噴
出していてしょっぱい。冬鳥は好んで食べるが、感じを聞いて見
たい。
背景が曇空だと、シルエットになって色が出ない。
フサザクラの実は 緑の色素が抜けていない。
林道を行く。
ジョウビタキの行く先は。
リンゴ酸カルシュウムの味は?