足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

  No.1536 ~ 紅葉・エナガのカップル ~

2017年12月04日 | 野鳥

観 察 月 日   2017.11.28 曇~晴 8~13℃

観 察 場 所   清川村 宮が瀬

 TVに写し出された紅葉を見ていると、11月がその見頃か

と思ってしまい、自分の家の近所の景色を見ると木々はま

だまだ元気で、「どうなっているの?」と考えてしまう人がい

る。

 大山丹沢山麓でも、海岸よりの都市近郊の紅葉は、12月

に入ってからだと言う事を、つい忘れてしまう。

 厚木、伊勢原市を過ぎ、清川村に差し掛かると、家々の垣

根のドウダンツツジが深紅に染まり、イロハモミジも赤に色づ

いて秋本番を感じさせる。宮が瀬に着き、ダムを周遊している

林道を歩くと、山々は時にはつづら折りに、又、全山赤く染め

た景色を、湖面に写している。

 今日は厚い雲が空を覆い、辺りは暗さに包まれている。し

かし、記憶にある宮が瀬の紅葉より、赤く濃く染まって見え、

心を揺すられる。

 「これに、陽が射したらもっと美しいだろうに」と声が聞こえ

た。

 林道を歩くとエナガの鳴き声が、何重にも重なって聞こえ

た。その中には、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラも

混ざり、木から木へ、林から林へ、流れる様に移って行く。

一年振り、今日からカメラは鳥バージョン切り替えたが、人

間自身の目と、感覚が、追いついて行かない。無感覚の内

にエナガの群れを追い駆けシャッターを切ったら、カップル

かな?と思えるショットが写った。エナガの巣作りは早春と

早い。群の中にあっても、互いを確かめ合っているのだろ

うか。

 午後急速に青空が広がり、紅葉の山々に陽が当たった

。山々の紅葉は一総美しく見えただろうか。結果は「そうだ

よね」であった。

紅葉は紅く、水面に写っている。

曇り日は 色温度が低い。 だから、より赤く見える。

林道は落ち葉で 一杯。 どんな葉が見えますか?

紅葉を楽しみながら 行く。

エナガの群れに 出会う。

群れの中には カップルもいて・・・・・・・・・

午後急速に晴れて、陽が当たったら 一層綺麗か?そんな訳はないよね!